松本マラソン不正会計処理 ガバナンスの欠如を指摘
不正な会計処理を受け、今年度の大会中止が決まっている松本マラソンについて、検証委員会が報告書をまとめました。不正の背景には組織の統制、ガバナンスの欠如が長年あったと市の責任を指摘しました。
■委員長・北川和彦弁護士
「(不正処理をした)事務局が最大の問題ですけれども、間接的にはガバナンスの欠如が関係していると思っています」
松本マラソンを巡っては5月、おととしの大会で約約1500万円の赤字を担当職員が隠し黒字として報告するなど、不正な会計処理が見つかっています。
市は第三者による委員会を設置し、不正の原因などを検証してきました。
■委員長・北川和彦弁護士
「最大の原因は赤字であることを公にすると、次年度の大会に影響する。だったらもう1595万円の計上をやめてしまおうと(隠したこと)」
また、不正が起きる前の2018年に、市の監査から改善を求められた実行委員会内での決裁方法や大会の受託業者との随意契約などについて、真摯に対応していれば今回の問題は起きなかったと指摘しました。
■松本市 臥雲義尚市長
「決裁のあり方や随意契約という方式。マラソン大会を松本市が何らかの形で継続していくとすれば、極めて根本的な問題として問い直さなければいけない点だと思っております。」
市は今後、検証内容を議会に報告し、担当職員などの処分について検討していくとしています。
■委員長・北川和彦弁護士
「(不正処理をした)事務局が最大の問題ですけれども、間接的にはガバナンスの欠如が関係していると思っています」
松本マラソンを巡っては5月、おととしの大会で約約1500万円の赤字を担当職員が隠し黒字として報告するなど、不正な会計処理が見つかっています。
市は第三者による委員会を設置し、不正の原因などを検証してきました。
■委員長・北川和彦弁護士
「最大の原因は赤字であることを公にすると、次年度の大会に影響する。だったらもう1595万円の計上をやめてしまおうと(隠したこと)」
また、不正が起きる前の2018年に、市の監査から改善を求められた実行委員会内での決裁方法や大会の受託業者との随意契約などについて、真摯に対応していれば今回の問題は起きなかったと指摘しました。
■松本市 臥雲義尚市長
「決裁のあり方や随意契約という方式。マラソン大会を松本市が何らかの形で継続していくとすれば、極めて根本的な問題として問い直さなければいけない点だと思っております。」
市は今後、検証内容を議会に報告し、担当職員などの処分について検討していくとしています。