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工事渋滞で事故多発の岡谷JCT…県議会で対策要請

老朽化などに伴いリニューアル工事が続く岡谷JCT(ジャンクション)付近で事故が相次ぐ中、県議会の一般質問では、議員が、事故防止対策を県に問いました。

23日から一般質問が始まった県議会6月定例会。

■自民党県議団・酒井茂議員
「岡谷JCTにおける交通事故が多発していて、社会問題化している」

リニューアル工事が続く中央道と長野道の岡谷JCT付近で事故が相次いで起きている問題を、強い言葉で問います。

■自民党県議団・酒井茂議員
「重大事故が発生している状況、これは異常事態である。県民の命を守る知事の立場として、これまでの事故防止対策は十分であるか」

中日本高速道路は今年、渋滞発生時に音声で注意を促すスピーカーを設置するなど、対策に乗り出しています。
しかし、県警高速隊によると6月11日までの1カ月間で、交通事故発生件数は人身事故が3件。物損事故が20件といずれも去年の同じ時期と比べて増加しています。

この状況に阿部知事は…

■阿部守一知事
「(去年と比べて)改善されたという状況にはなっていない。県としても重大な課題と受け止めなければいけない」

このように述べ阿部知事は、中日本高速道路と連携しながらさらなる安全対策や工事期間の短縮なども求めていくとしました。

リニューアル工事は休止期間を除いて2029年まで続く予定です。