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軽井沢スキーバス事故の遺族と軽井沢町長が面談

スキーバス転落事故の遺族が軽井沢町長を訪れ、事故の風化防止のため高校生との交流を実施することなどを話し合いました。

軽井沢町役場を訪れたのはスキーバス転落事故で次男・寛さんを亡くした遺族会の代表・田原義則さんをはじめ、遺族3人と弁護士です。

2016年1月15日、軽井沢町の国道でスキーツアーバスが道路脇に転落し、大学生など15人が死亡し、26人が重軽傷を負いました。
来年で事故から10年を迎えるのを前に、事故を風化させないための取り組みについて意見が交わされる中で、町は、地元の軽井沢高校の生徒と遺族会との間で交流する機会を設けることを決めました。

■田原さん
「我々が亡くした子どもたちが大学生で、そのすぐ近くに若い世代の方々に交通安全を考えてもらえるような提案を逆に(町の方から)いただけるということは、すごくご協力いただいてるなということで」

面談では事故現場近くに建てられている「祈りの碑」の管理についても話し合われ、事故の風化防止への意識を再確認しました。