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未来の眠りを体験 信州発の技術が万博で注目!

「未来の眠り」をコンセプトにしたベッドが大阪・関西万博で人気を集めています。
生かされているのは、県内企業の独自技術です。

アンモナイトや巻き貝を模したという外観が特徴的な「パソナ・ネイチャーバース」未来をテーマにした様々な展示があります。
中でも人気を集めているのが…

■体験者(大阪から)
「そのまま眠りたい。深い眠りに入りそうでした。『未来のベッド』っていう感じでした」

こちらのベッド。
なんと「未来の眠り」が体験できます。

■体験者(埼玉から)
「本当に寝ちゃいそうでした。自分の気持ち良い場所に(ベッドが)リクライニングする」

曲線的なデザインはまさに近未来的ですが、一体なにが「未来の眠り」なんでしょう。

■ミネベアミツミセンシングデバイス事業部・西村利明 副事業部長
「呼吸や心拍などのバイタルサインを基にした体調を、推計し最適な睡眠環境を提供する」

この最先端のベッドに導入されているのが、御代田町に本社を置く精密部品メーカー・ミネベアミツミの技術です。

■ミネベアミツミセンシングデバイス事業部・西村利明 副事業部長
「ミネベアミツミというとベアリングとかモーターのイメージが強いが… 色んな製品を色んな市場に展開しているその中の荷重センサー」

内臓の動きまで検出できるという高精度の荷重センサーで寝転ぶだけで体の状態が把握できます。

■記者
「見てわかるように何もつけていないんですが、心拍数や呼吸数が表示されている」

計測したデータをもとにベッドの角度や照明、音楽などが変化。
最適な睡眠空間を演出します。
さらに今後睡眠のメカニズムを解明することで、こんな未来も…

■ミネベアミツミセンシングデバイス事業部・西村利明 副事業部長
「将来は見たい夢が選べる世界まで… 眠りにつくのが楽しみになりますよね」

近い将来、「信州発」の最新テクノロジーが私たちを良質な眠りにいざなってくれるかもしれません。