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20年に一度「式年遷宮」 御神木が伊勢神宮に到着

20年に一度、伊勢神宮の遷宮で使われる「ご神木」。
上松町から出発し、9日伊勢神宮に到着しました。

伊勢神宮の内宮を流れる五十鈴川です。
降りしきる雨の中、掛け声に合わせ「ご神木」を引いて川をのぼっていく「川曳(かわびき)」。
伊勢神宮では社殿などを新しく造り替えご神体を移す、20年に一度の式年遷宮が2033年に行われます。

その際、ご神体を納める器として使われるのが、このご神木です。

ご神木は3日、上松町(あげまつまち)の国有林で切り出されました。
樹齢は300年。
直径60センチの立派なヒノキです。

【4日】きれいに整えられ、翌日、地元住民などおよそ1800人が町中を引いて練り歩きました。

■参加者・地元の専門学校生
「20年に一度開催されるのが胸に来ます。私いま21歳なので次41歳かって思ったらドキドキして止まらない」

■見学者・地元から
「私ね、20年前が74歳。今94歳です」伊藤「ぜひ頑張って、次回20年後ももう一回。頑張りたいね。」

【6日】
そして、トラックに載せて伊勢神宮へ。
9日、伊勢神宮の内宮に到着すると、川の中を、関係者など100人以上がおよそ3時間かけて引きました。

引き上げられたご神木はその後、内宮にある五丈殿へと運び込まれました。

10日は伊勢市内を練り歩きながらご神木を外宮へ運ぶ、「陸曳(おかびき)」が行われました。