クマの襲撃から2カ月 飯山市で専門家が現場検証
飯山市で男女3人がクマに襲われてからまもなく2カ月になります。新たな被害を防ごうと専門家が集まり改めて現場検証をしました。
飯山市常盤地区では5月9日、クマが住宅に入り込むなどして60代から90代の男女3人が襲われました。
また、千曲川を挟んだ木島平村では5月16日、農作業中の女性がクマに襲われました。
■記者リポート
「飯山市であったクマの人身事故から間もなく2カ月になります。クマはまだ見つかっておらず、専門家が現地を調査しています」
現場検証には県のクマ対策員や行政関係者などおよそ30人が参加しました。
■県環境保全研究所・黒江美紗子さん
「あのブルーシートの裏のところで一番最初の人が(被害に遭った)」
参加者はクマが目撃され被害者を襲った現場を歩き、当時の様子を関係者から聞き取りました。
■県環境保全研究所・黒江美紗子さん
「ガラスに映った時にがっと行っちゃったのかな」
被害当日の夜、クマが立てこもったとして警戒した空き家では…
■専門家
「薮に向かって逃げるので、ここら辺だとここがまとまった身を隠せる場所なのかな」
現場周辺の千曲川の中州では5月5日、クマが1頭見つかり駆除されましたがDNA検査の結果、3人を襲ったクマとは別個体と判明しています。
DNA検査で使われたのは空き家前の笹についたクマの血痕です。クマは空き家裏側の用水路を通って移動したと見られています。その後3人を襲ったクマの痕跡は途絶えました。
検証会議では被害発生後の経過を確認し専門家が意見を述べました。
■クマ対策員・後藤光章さん
「5月5日捕獲されたクマの胃の内容物に新鮮なクルミとスギナが大量に入っていた。けがをさせた個体も同じように河川敷に入っていて同じようにクルミを食べていたのだろうな」
■クマ対策員ピッキオ・玉谷宏夫さん
「(クマは)住宅地に出てきてかなりパニックだったのではと改めて感じた。住宅地に出てから人間にできることは限られているので、普段から住宅地に出させない対策が大事」
県は北信と長野地域にツキノワグマ出没注意報を出し警戒を呼び掛けています。
飯山市常盤地区では5月9日、クマが住宅に入り込むなどして60代から90代の男女3人が襲われました。
また、千曲川を挟んだ木島平村では5月16日、農作業中の女性がクマに襲われました。
■記者リポート
「飯山市であったクマの人身事故から間もなく2カ月になります。クマはまだ見つかっておらず、専門家が現地を調査しています」
現場検証には県のクマ対策員や行政関係者などおよそ30人が参加しました。
■県環境保全研究所・黒江美紗子さん
「あのブルーシートの裏のところで一番最初の人が(被害に遭った)」
参加者はクマが目撃され被害者を襲った現場を歩き、当時の様子を関係者から聞き取りました。
■県環境保全研究所・黒江美紗子さん
「ガラスに映った時にがっと行っちゃったのかな」
被害当日の夜、クマが立てこもったとして警戒した空き家では…
■専門家
「薮に向かって逃げるので、ここら辺だとここがまとまった身を隠せる場所なのかな」
現場周辺の千曲川の中州では5月5日、クマが1頭見つかり駆除されましたがDNA検査の結果、3人を襲ったクマとは別個体と判明しています。
DNA検査で使われたのは空き家前の笹についたクマの血痕です。クマは空き家裏側の用水路を通って移動したと見られています。その後3人を襲ったクマの痕跡は途絶えました。
検証会議では被害発生後の経過を確認し専門家が意見を述べました。
■クマ対策員・後藤光章さん
「5月5日捕獲されたクマの胃の内容物に新鮮なクルミとスギナが大量に入っていた。けがをさせた個体も同じように河川敷に入っていて同じようにクルミを食べていたのだろうな」
■クマ対策員ピッキオ・玉谷宏夫さん
「(クマは)住宅地に出てきてかなりパニックだったのではと改めて感じた。住宅地に出てから人間にできることは限られているので、普段から住宅地に出させない対策が大事」
県は北信と長野地域にツキノワグマ出没注意報を出し警戒を呼び掛けています。