県内ニュース

長野市のバス路線廃止問題 関係者が代替案を協議

今年9月に廃止予定の長野市の6つのバス路線について、住民や運行事業者などでつくる会議が開かれ、市が示した代替案を協議しました。

■長野市企画政策部・臼井一部長
「一刻も早く市民の不安を和らげるべく、交通空白期間が生じないよう対応に尽力してきた」

長野市のバス路線を巡っては、運転手不足や利用者の減少などを理由に、アルピコ交通と長電バスが6つの路線について、9月に廃止する方針を示していました。
廃止されるのは牟礼線や鬼無里線などの6路線です。
市が示した代替案では、牟礼線・県道戸隠線・篠ノ井新町線は、10月から乗り合いタクシーを運行。
鬼無里線・高府線・新町大原橋線は、来年3月まで廃止を延期した後、市営バスを運行するということです。
この代替案について、住民や運行事業者でつくる会議が開かれ、運行の時間帯や乗り継ぎなどについて協議しました。

■長野工業高等専門学校・柳沢吉保教授
「(県道戸隠線の)上野中村(バス停)の1日当たり便数も結構あって、降車のみ可能とあるが乗車も結構あるが大丈夫ですか」

■長野市交通政策課・丸山義久係長
「今後そのあたりは詰めなければいけない。1日を1人のドライバーでやるのは難しい。途中で交代の時間を設けなければならない」

その他にも乗り合いタクシーの運行経費など予算の確保についての要望も上がりました。

■長野工業高等専門学校・柳沢吉保教授
「(代替案により)利用者の選択肢が増やすことができているという点では評価できる」
市は6月の議会に予算案を提出するとともに、19日からホームページで市民から意見を募集するということです。