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クマの出没警戒しながら…あすから「菜の花まつり」

飯山市では、3日からGW恒例の「菜の花まつり」が始まります。
周辺では、先月クマによる人身被害が相次いでいて、対策をしながらの開催となります。

辺り一面に広がる黄色いじゅうたん。飯山市の菜の花公園です。
2日も県内外から観光客が訪れていました。

■山ノ内町から
「きれい。毎年楽しみに必ず来ている」

■新潟・上越市から
「楽しませていただいて、うれしいです。来たかいがありました」

北信濃の春の風物詩・「いいやま菜の花まつり」。
暖冬などの影響で近年はまつりと見頃の時期が合わない年が続きましたが…今年はちょうどイベント期間中に満開を迎えそうです。

一方で、気がかりなのが、クマです。
市内では、先月、男女3人が襲われる被害がありました。菜の花公園は、現場から直線距離でおよそ2キロの場所に位置しています。

■飯山市森林農地整備課・石田俊和さん
「観光には影響ないと言い切れませんけど、色々な対策を講じたり。クマに遭わないための準備をしていただくということを注意喚起しながら、来てもらいたい




「来ました、パトロール車です」

実行委員会では、朝晩の見回りに加え、センサーカメラを園内に6カ所設置しました。
新たに注意喚起のポスターも設置し来園者にも対策を呼び掛けます。
そんな中でも、まつりを楽しんでもらいたいと屋台やキッチンカーなど30店舗ほどが集まり、イベントを盛り上げます。
もちろん、店もクマ対策に余念がありません。

■チョコバナナ店・高井誠也さん
「食品は毎日持ち帰る対策を取ったり、しっかりシートかけていたずらされないようにしたい」

市内の飲食店では、菜の花を使った料理など期間限定メニューが登場します。
「古書館Cafeミライ」では、ハートの形をしている北竜湖をイメージした…ハート型の菜の花ピザを用意しました。

■中野希友未アナウンサー
「生地がすごくふわっともっちりしていまして、トマトベースと菜の花、チーズの相性抜群です」

■古書館Cafeミライ・林光枝さん
「チーズと菜の花、ちょっと苦いのでコーンを今回足して甘みを出している。
サラミを入れて、塩味も甘みも苦みも感じられるような仕立てにしている」

「いいやま菜の花まつり」は、3日から5日まで開催されます。