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県内の「ふるさと納税」 自主点検結果を公表

須坂市のふるさと納税返礼品の産地偽装問題を巡り、県は他の複数の自治体でも不適切な取り扱いがあったと公表しました。

須坂市のふるさと納税の返礼品をめぐっては、地元産のシャインマスカットに山形県や県内の他の市のブドウが混在していたことが明らかになっています。
これを受け、県は全市町村に自主点検を依頼し、取りまとめた結果を公表しました。
県によりますと、他県産の混在は無かったものの、長野市・上田市・小諸市・南木曽町・小布施町・高山村で、総務省への申請と実態が異なる品目があったことが分かりました。
これらの市町村は、総務省に対し「その市町村で生産されたもの」と申請していたにも関わらず、他の市町村のものが混在する可能性がある流通経路となっていました。
このため、混在があったかどうか分からない状況だということです。
担当者の申請基準の認識が誤っていたことや、申請の際の記入を間違えたことなどが原因だということです。
また、長野市では「市内で製造したもの」と申請していたものの、実際には近隣市町村の工場で製造していた品目がありました。
該当する返礼品については発覚後、直ちに寄付の募集を停止していて、新たに実態に合う基準で申請する予定です。
寄付した人に対しては各市町村で対応を検討しています。