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満開の桜の下 最後の花見給食…閉校の小学校

サクラの下で食べる最後の給食です。2026年春に閉校する大町市の小学校で最後のお花見昼食会が開かれました。

学び舎をバックに、淡いピンクの花を咲かせたサクラ。そこへ子どもたちが、レジャーシートと弁当を持って集まって来ました。大町西小学校で開かれた「お花見昼食」です。

■児童「うめ~!」(記者Q:桜はどうですか?)「めちゃくちゃきれい」

毎年、サクラの季節に外で給食を食べるのが恒例行事ですが、今年は、保護者や地域住民なども合わせ500人ほどが参加しました。というのも…

■児童の父親「きれいな桜なのに残念です」
(児童)「なんで?」(父親)「今年度で学校終わっちゃうから」

大町西小学校は学校再編に伴い今年度で閉校します。

■児童の親「思い出の1つとして残ってくれたらうれしいです」

■児童(記者Q:今年最後と聞いて?)やだ~(児童の祖母)とてもいい学校ですよねすごく環境が良くて」

学校を取り囲むように植えられたサクラの木は全部で約120本。1931年に地元の青年会が植えたものでそれ以来、多くの児童を見守ってきました。

■卒業生「30年ぶりに桜の下で食べられてすごいしあわせ」「この桜が(大町西小の)特徴なのでこれからも残ってほしいなと思う」

学校の跡地利用は決まっていませんが、サクラの木は残していく予定で、現在、3分から4分咲き。18日からはライトアップされ、一般の人も見物できるということです。