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伝統芸能受け継ぐ若者 「田楽座」公演に向け稽古

伊那市で日本の伝統芸能を継承する舞台芸能集団「田楽座」が、来月の公演に向け稽古に励んでいます。

岐阜県の伝統芸能「中山太鼓」に、鳥取県の伝統芸能「因幡の傘踊り」など…
座長の指導のもと練習に熱が入ります。
伊那市を拠点に日本の伝統芸能を全国各地で舞台上演する「田楽座」。
来月、ここ稽古場での公演を迎えます。
中には去年の4月から1年間練習を重ね「稽古場公演」が初めての若者も…。

■田楽座・岡浜陸さん
「憧れで(田楽座に)入った。自分は大きい体を生かした、大太鼓(演奏)をお客さんに見てもらいたい」

「田楽座」の創立は1964年。
伝統芸能を受け継ぐ若者が減る中1人でも多くの人に魅力を伝えたいと活動を続けています。

■田楽座・中山洋介座長
「古くから伝えられてきたものってこんなに面白くて大事なものだと、私たちは若い世代に分かりやすくかみ砕いて伝える事を繰り返してきた。朗らかで明るく楽しく、昔ながらの大切な芸能を楽しくお届けしたいと思っている」

「稽古場公演」は来月3日からの4日間にわたり行われます。