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未来の医療を担う40人 看護師専門学校で入学式

人の命を支える仕事への第一歩を踏み出しました。
医療現場の人材不足も叫ばれる中、看護師を目指す若者が専門学校に入学しました。

■佐久総合病院・渡辺仁 統括院長
「医療は最終的には人対人の仕事であり、患者さん、そして患者さん家族との信頼関係を築くことがとても重要であります。」

佐久市の佐久総合病院看護専門学校に入学した40人、全員が、県内出身です。
少子高齢化により全国的に看護師のニーズは高まっています。
厚生労働省によると看護師などの「需要」の推計値はおよそ180万人。
一方で、最新のデータで就業者はおよそ173万人で、7万人近くが需要に追いついていない「看護師不足」の傾向にあります。

■新入生代表・飯田愛央さん
「コロナウイルスが流行していた当時、私は自宅で待機することしか出来ないことへの歯がゆさと先の見えない生活への不安でいっぱいでした。そんな中でテレビを通して人々のために働く医療従事者の方々がいると知り、深く感謝するとともに未来に希望を持つことが出来ていました。」

佐久総合病院の看護専門学校では少子化などの影響で、今年度から定員を40人に半減しました。

■新入生
「寮があったり設備が充実している点に魅力を感じました。私は将来フライトナースを目指しているので看護の先にもあるフライトナースになれるように皆さんと頑張って3年間過ごしていきたいと思います。」

新入生は、3年間病院と関連施設で専門的な知識や技術を学び、国家資格の取得を目指します。