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約9000人が疾走 それぞれの「長野マラソン」

春の信濃路をおよそ9000人が駆け抜けました。長野市で21日開かれた「長野マラソン」ランナーは今年も様々な思いを胸にゴールを目指しました。

午前8時半。スタート地点の気温は17℃、湿度は50%でした。
今年26回目を迎えた「長野マラソン」。
5時間の制限時間内でタイムを争います。

【春の信濃路を8925人が出走】

新型コロナの「5類移行」後初めてとなる大会。マスク着用の呼び掛けなどはなく、コロナ禍前の様式に戻り、多くの人が応援に駆けつけました。

■観客
「ファイトー!頑張ってー!」
「思った以上にいっぱい人いて、最後まで諦めないで頑張ってほしいです」

■観客
「つらくても頑張っている人いて、やっぱり良いなと思いますね」

■観客
「皆さんすごいはつらつと走っているので、僕も元気をもらえて、来年走ろうかなと思います」

スペシャルゲストはシドニーオリンピック・金メダリストの高橋尚子さん。
一緒に走るランナーにエールも!合唱団は歌声で大会を盛り上げます。

■男声合唱団ZEN
「♪走る走る俺たち流れる汗もそのままに~」

男子は松川町出身、矢野圭吾選手(Kao)が両手を広げてゴール!記録は2時間15分53秒で初優勝を遂げました。

■矢野圭吾選手
「たくさんの応援が力になりました。こうして良い結果が残せて本当にうれしく思っています」

女子は招待選手として出場した、川内理江選手(大塚製薬)がトップでフィニッシュ!

■川内理江選手
「長野の素敵な街並みを見ながら楽しくゴールすることが出来ました」

おととし12月に、がんと宣告された後、治療を続け、今年2年ぶりに復帰を果たした人も。

■がん治療後2年ぶり参加・島田優子さん
「絶対長野マラソンに帰って、あそこのゴールのゲートをどうしてもくぐりたかったので、ベストタイムから全然遅いんですけど、完走できました」

ゴール付近では高橋尚子さんがハイタッチでお出迎え。

■高橋尚子さん
「完走です!みんなおめでとう!おかえりなさい!」

■完走したランナー
「タッチしてもらいました。後ろから抜かれる時も『みんな!頑張るのよー!』とか言いながらタッチ(してもらった)。ありがとうございます。また来年も走ります」

完走率はおよそ85%。42.195キロを笑顔で駆け抜けました。