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小澤征爾さんきっかけにプロの音楽家を目指した男性

サイトウ・キネン・フェスティバルで人生が変わったという男性がいます。小澤さんから教えられたのは仲間の大切さでした。

1日、上田市で子どもたちのために開かれたコンサート。群馬交響楽団のフルート奏者、中條秀記さんの姿がありました。

■群馬交響楽団・中條秀記さん
「頭の中に大切なものを失った空白感もあるが、ただ空白感から初心に戻らなきゃいけないという自分が芽生えた不思議な瞬間が…もちろん演奏には集中していたけど…」

松本市出身の中條さんは、小学生の頃からフルートを習っていました。
6日に亡くなった小澤征爾さんが総監督を務めるサイトウ・キネン・フェスティバルが始まったのは、高校1年の時です。ちょうど進路に悩んでいました。

■中條秀記さん
「11回目のサイトウ・キネンの時に聞きに行って、すごくかっこよかった鳥肌が立ちっぱなし。桐朋学園に行ってサイトウ・キネン・に乗りたいという夢がやっとできた」

小澤さんの母校でもある桐朋学園に進み、群馬交響楽団に入団。そして夢のサイトウキネンの舞台に…

■中條秀記さん
「緊張とかそういう次元ではない空気で、肌で感じるということを初めてそこで知った、音楽を。魔術師なのかな…」

中條さんの実家はフェスティバルの会場からも近い、浅間温泉の旅館です。小澤さんやオーケストラのメンバーもよく訪れていたそうです。

■中條秀記さん
「仲間と楽しさをわかちあう、それが小澤塾の時から芽生えたのかな。それが今も続いているのかなと思って…音楽がペラペラのものではなくて人間の心魂でつくるものだと教えてもらった」