長野朝日放送・放送番組審議会(第346回)
開催年月日
2025/10/16
開催場所
4階役員会議室
出席者
委員総数9名 出席委員数8名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長、小林玲子副委員長、青木恵里子委員、久保村智委員、五十嵐裕委員、上野眞奈美委員、長谷川孝治委員、喜内久雄委員
- (会社側出席者)
- 岩田淳代表取締役社長、津川章久取締役・編成戦略局長、鏑木俊樹取締役・総務局長兼放送番組審議会事務局長、山岸寿美報道制作局長、植松智編成戦略局編成部長、山下千帆報道制作局報道制作統括部長、山口哲顧番組プロデューサー、吉田一平報道制作局報道制作部主任、倉島崇志総務部長兼放送番組審議会事務局
議題
- 課題『テレメンタリー2025 シリーズ戦後 80 年追憶の地図~家族は満州にいた~』について
- その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 放送番組種別の公表について
- 2025年11月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 戦争の悲劇を後世にどう伝えるかを静かに問いかける、教材的価値の高い番組と受け止めたと評価された。
- 盆踊りや家族の会話など象徴的な場面を通じて、過去と現在・加害と被害の複雑な関係を深く示唆している。
- 満州開拓団2世・堀川正登さんの住宅地図作りを通し、個人の記憶を可視化して戦争の現実を生活者の視点で伝えている。
- 満蒙開拓団の歴史を長野県の視点から掘り下げ、地域としての責任と記憶継承の意義を示している。
- 満蒙開拓を長野県の戦争史として丁寧に掘り下げ、平和の意義を考えさせる構成になっている。
- 県全体の歴史背景や若者視点の参加を加えることで、平和継承教育への発展性を感じると評価された。
- 満蒙開拓団の悲劇を希望へと昇華させ、過去から未来をつなぐ構成と演出が評価された。
- 地図位置の明示や物語の時系列整理で理解を深めつつ、続編の制作による教育的・記録的価値の拡充をしていくことが提案された。
- 地図説明・犠牲者数提示など全国視聴者への配慮や地図の保存・公開方法の明示が今後の課題として指摘された。
- 30分では描き切れない時系列や背景の補足、サブタイトルの追加などで構成を改善し、更に理解を深められるように提案された。
〇2025年度上半期の放送番組種別の公表について、局から報告があり、承認された。
〇2025年9月の視聴者の声
総件数116件(メールが57件)内訳は、問い合わせ45件、意見が15件、苦情が0件、要望31件、その他が25件。