長野朝日放送・放送番組審議会(第275回)
開催年月日
2018/09/19
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 7名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 中條功委員 岩井修委員 青木恵里子委員 小林哲男委員
- (レポート)
- イチカワドイル徳恵委員 山﨑宏委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 森田良平常務取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 山岸寿美編成業務局長 伊藤永嗣編成業務局編成部長 郡司勝己報道制作局長 塚田心悟エグゼクティブプロデューサー 山﨑勇平ディレクター
議題
- 「新にほん風景遺産 信州のてっぺん に海の神様
~安曇野・上高地 海人族の謎を辿る~」について - その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2018年10月の単発番組について
- 次回課題等について
議事の概要
- 様々な角度から切り取った映像の美しさに、見慣れた風景も普段とは違って見えるようだった。あいにくの雨も神秘的な雰囲気を醸し出していた。
- 安曇野・上高地ともに魅力的な観光地であり、視聴者を惹きつける番組になったのではないか。
- この番組で"安曇族"というものを初めて知り、たいへん興味深く視聴した。丁寧な取材が印象的で、古代のロマンを感じさせる良いテーマだった。
- 古代から現代へつながる時間軸の長さと遠い海から山国信州までの空間的広さ、スケールが大きくロマンもあり、見る人を飽きさせない良い内容だった。
- 地元の人たちとレポーターの会話が心に残った。お年寄りの話などを記録に残すことも意義があったのではないか。
- 一部、地図があるとより良いと感じた場面があったが、番組全体としてはテロップが多くわかりやすかった。
- あくまで紀行ものであって歴史番組ではないとはいえ、諸説あったり史実のはっきりしないことを断定的に表現していたのが気になった。
- 地元である松本エリアでは、安曇族の伝承について関心が高く知識のある人も多い。そういった人たちから見ると取り上げ方が浅いと映るかもしれない。
- もっとも大きな謎である「なぜ、海の民が山国信州を目指したのか」という点が明らかにされず、消化不良だと感じた。
- サブタイトルが長すぎると感じた。言葉を選んで削り込んだほうがインパクトがあったのではないか。
- 安曇族の痕跡を丁寧にたどる前半からすると、後半の上高地は急に観光番組的になってしまい残念。上高地のパートはもっと短くても良かったのではないか。
- 歴史に疎い人間からすると、前半の調子で1時間はきついものがある。後半の上高地に入ってホッとして見ることができた。
- DNAからルーツを分析するなど、最先端科学からのアプローチがあってもおもしろかったのではないか。
○平成30年7月中にabnによせられた視聴者の声の総数は208件(内メール48件)、内訳は(お問合せ106件、ご意見41件、苦情0件、ご要望16件、その他45件)だった。
○平成30年8月中にabnによせられた視聴者の声の総数は173件(内メール42件)、内訳は(お問合せ104件、ご意見35件、苦情0件、ご要望12件、その他22件)だった。