中野市4人殺害事件 精神鑑定した検察側医師が証言
おととし中野市で4人が殺害された事件の裁判員裁判で、被告の精神鑑定をした検察側の医師は「警察官2人の殺害について妄想は関係していない」と証言しました。
■記者リポート
「中野市4人殺害事件の裁判員裁判は、きょう被告の精神鑑定をした検察側の医師が証言をし、最大の争点になっている被告の刑事責任能力について、検察・弁護側それぞれの精神科医の証言がそろいました」
おととし5月、中野市江部で散歩中の女性2人と駆け付けた警察官2人がナイフや猟銃で殺害されました。
この事件で中野市の農業・青木政憲被告(34)が殺人などの罪に問われ、初公判から黙秘を続けています。
裁判員裁判は17日が6日目で、検察側の証人として青木被告の精神鑑定をした医師が証言しました。
その中で医師は、被告は妄想症の影響で「ぼっち」「きもい」と言われているという妄想があったと説明。その上で、駆け付けた警察官2人の殺害については、「妄想は直接関係していない」と証言しました。
女性2人の殺害については、妄想は動機には影響しているものの「その後の殺害するという行動には関係していない」と指摘しました。
弁護側の医師は統合失調症と診断して証言しており、医師への証人尋問は次回の裁判でも予定されています。
■記者リポート
「青木被告の犯行時の精神状態について判断が分かれました。検察側の医師は妄想症の影響は一部のきっかけにとどまる、弁護側の医師はいずれの犯行でも統合失調症の影響を主張しました。裁判日程は半分が過ぎ、9月26日に結審、判決は10月14日に言い渡されます」
■記者リポート
「中野市4人殺害事件の裁判員裁判は、きょう被告の精神鑑定をした検察側の医師が証言をし、最大の争点になっている被告の刑事責任能力について、検察・弁護側それぞれの精神科医の証言がそろいました」
おととし5月、中野市江部で散歩中の女性2人と駆け付けた警察官2人がナイフや猟銃で殺害されました。
この事件で中野市の農業・青木政憲被告(34)が殺人などの罪に問われ、初公判から黙秘を続けています。
裁判員裁判は17日が6日目で、検察側の証人として青木被告の精神鑑定をした医師が証言しました。
その中で医師は、被告は妄想症の影響で「ぼっち」「きもい」と言われているという妄想があったと説明。その上で、駆け付けた警察官2人の殺害については、「妄想は直接関係していない」と証言しました。
女性2人の殺害については、妄想は動機には影響しているものの「その後の殺害するという行動には関係していない」と指摘しました。
弁護側の医師は統合失調症と診断して証言しており、医師への証人尋問は次回の裁判でも予定されています。
■記者リポート
「青木被告の犯行時の精神状態について判断が分かれました。検察側の医師は妄想症の影響は一部のきっかけにとどまる、弁護側の医師はいずれの犯行でも統合失調症の影響を主張しました。裁判日程は半分が過ぎ、9月26日に結審、判決は10月14日に言い渡されます」