中野市4人殺害事件裁判 弁護側の精神鑑定医が証言
おととし中野市で4人が殺害された事件の裁判員裁判で、被告の精神鑑定をした弁護側の医師は「犯行時は統合失調症が再燃した状況だった」と証言しました。
■記者リポート
「法廷にやって来た青木被告は、これまでと変わらず大半の時間を目を閉じて椅子に座っていました。面会した精神科医が自身の印象について話す場面でも、特に興味を示すそぶりはなくメモを取る様子なども見られませんでした。」
2023年5月25日、中野市江部で散歩中の女性2人と、駆け付けた警察官2人がナイフや猟銃で殺害されました。
中野市の農業・青木政憲被告(34)が殺人などの罪に問われ、初公判から黙秘を続けています。
裁判員裁判は16日が5日目で、青木被告と2度面談するなどして、精神鑑定をした弁護側の医師が証言しました。
その中で医師は「被告は大学生の時に統合失調症を発症したとみられる」と説明しました。
その後、大学を中退し、中野市の実家に帰って農業をしていた間は不安定ながらも精神状態のバランスは保たれていたと述べました。
しかしジェラート店を始め、第三者との関わりが増えたことでバランスが崩れ、犯行時は統合失調症が再燃した状況だったと指摘しました。
■記者レポート
「次回以降の期日では検察側の精神鑑定医が証言する予定で、被告が黙秘する中、どこまで事件の核心に迫れるかが注目されます」
■記者リポート
「法廷にやって来た青木被告は、これまでと変わらず大半の時間を目を閉じて椅子に座っていました。面会した精神科医が自身の印象について話す場面でも、特に興味を示すそぶりはなくメモを取る様子なども見られませんでした。」
2023年5月25日、中野市江部で散歩中の女性2人と、駆け付けた警察官2人がナイフや猟銃で殺害されました。
中野市の農業・青木政憲被告(34)が殺人などの罪に問われ、初公判から黙秘を続けています。
裁判員裁判は16日が5日目で、青木被告と2度面談するなどして、精神鑑定をした弁護側の医師が証言しました。
その中で医師は「被告は大学生の時に統合失調症を発症したとみられる」と説明しました。
その後、大学を中退し、中野市の実家に帰って農業をしていた間は不安定ながらも精神状態のバランスは保たれていたと述べました。
しかしジェラート店を始め、第三者との関わりが増えたことでバランスが崩れ、犯行時は統合失調症が再燃した状況だったと指摘しました。
■記者レポート
「次回以降の期日では検察側の精神鑑定医が証言する予定で、被告が黙秘する中、どこまで事件の核心に迫れるかが注目されます」