ひみつの　エコはっぴょうかい

りんご丸につづくように、みんなも次々と　のっぽ杉の　ひみつきちにあつまってきました。

みんなが　あつまったのを　かくにんすると、りんご丸は言いました。
「それでは　ひみつのエコはっぴょう会を　はじめまーす。まずは、ぼくから　どんなエコを　見つけたか　おしえるね。」

「はーい!」

みんなは少しドキドキしながらも　りんご丸は水を大切につかうこと、おさるはデンキの　セツヤクのこと、パグリはモノを大切にすること、ももちゃんは、チキュウにやさしいカイモノについて　はっぴょうしました。

りんご丸は思い出しました。
「らいぞうおじさんの、言ってたとおり　だったね!」

「エコって　とっても　むずかしいものだと思ってたけど、ほんとうにみじかな　ことでも　できるんだね。
ぼくたちで、かんたんにできることなんだから、みんなでやっていこう!」

「オー!」

「でもわたしたちだけじゃなくて、みんながエコをすれば、もっとチキュウにやさしいよね」
「そう言えば、今日ここにくるときに　バスのくろいケムリがすごかったんだよ」
「へー。あんまりエコじゃなさそうだね」
「町にもエコじゃないことが　たくさんあるかもしれないね。町のエコをさがしに、ぼうけんに行こうよ!」

「そうしよう。しゅっぱーつ!」
みんなは　げんきよく、町に向かって　はしって　行きました。

はじめは、エコについて　な～んにも知らなかった　りんご丸たち。

ママや、らいぞうおじさんに　きいて　おばんきょうしたり、みんなでエコをさがしてみたり。

ちょっとかしこくなって、なんだか少し大人になったみたいです。

これからもボクたちの大切なチキュウや、カゾクやトモダチのために、エコなことを　つづけて行かなくっちゃね。

おしまい

絵・作 たのうえ きみのり(ハッピープロジェクト)
アシスタント わたなべあきな(ハッピープロジェクト)