絵本はマウスでめくれるよ!!
おやつを食べながら、楽しく話をしていると、パグリのママが、えほんを何さつかもってきて言いました。
「ほんだなを かたづけていたら、はいりきらなくって・・・。あまり よんでいないなら、すてても いいかしら?」
パグリがあれこれ かんがえながら いいました。
「う~ん。このほんは すきだけど、いっぱいよんで あきちゃったから もういらないよ。」
「でも、まだつかえるし、このえほんは とっても おもしろいし、すててゴミになっちゃうのは、もったいないよね・・・。」
すてるのはもったいないけど、この いらなくなったものを、どうすればいいのか わからなくて なやんでしまいました。
「ゴミにならない ほうほうは・・・。
あ! エコみーつけた!」
どうやら 何か ひらめいたみたいです。
「だれか ほしいひとに あげれば いいよね!
これって ゴミにならないから エコだし、よろこんでもらえると 思うんだけど。
おさるくん どう思う?」
「いいアイディアだと思うよ!」
おさるが ふと思い出して言いました。
「そういえば ももちゃんは えほんが好きだから、もっていって あげようよ。
きにいって くれるんじゃないなか?」
「そうだね! これをもって、ももちゃんちに あそびにいこう!」
ふたりは えほんをもって、ももちゃんちに あそびに 行くことにしました。
「それなら、いっしょに おかしをもっていって、みんなでたべなさい。」
そういって、パグリのママは、手さげぶくろに えほんと おかしを つめこんでくれました。
「ママありがとう!!」
「おじゃましたら きちんと あいさつを するのよ。」
「はーい!」
ふたりは、パグリのママにあいさつをして でかけていきました。
はたして、ももちゃんは えほんを きにいってくれるのでしょうか?
このつづきは また次回。
おわり
絵・作 たのうえ きみのり(ハッピープロジェクト)
アシスタント わたなべあっきーな(ハッピープロジェクト)