絵本はマウスでめくれるよ!!

パグリのおうちで

おさるがパグリのおうちにつくと、中から ねいきが きこえてきました。
まどからのぞいてみると、パグリはお昼ね中のようです。
「パグリ あそびにきたよー」
おさるが よびかけてみますが、おきそうにありません。

と、思ったそのときです。
パン!! と大きなおとをたてて、はなちょうちんが はじけて、パグリは目を覚ましました。
「うわわっ!」
パグリは目がしょぼしょぼして、なかなか目をあけられないようです。

おくのへやから、パグリのママが出むかえてくれました。
「おさる君 いらっしゃい。ゆっくりしていってね。」
「こんにちは! おじゃましまーす」

パグリのおへやに行くと、おさるはさっそく カバンの中からシールをとりだして、パグリに見せました。
「おさる君 こめなあに?」
「これは『電気シール』って言うんだよ。ぼくがつくったんだよ。」
「えっ! すごいね! もしかして ひかるの?」
「うーん。ひかったりはしないよ。」
「あれ? そうなの?」
「これはね・・・」

おさるは でんのき けしわすれをしないようにするために、シールをつくったことを話し始めました。
「おさる君は いろいろかんがえているんだね~。ぼくも なにか かんがえなきゃなぁ。」
パグリは このでんきシールが とってもきにいっているようで、ずっとながめています。
「おさる君。これ もらっていいかなぁ?」
「うん いいよ~。」

話をしていると、ドアのおとがしました。
コンコン。カチャッ。
「おやつのじかんよ!」
「わーい!! ありがとうございます!」
「やったー!」
パグリのママが オレンジジュースとおかしをもってきてくれました。
「はい、では みんな手をあらって来て 食べましょうね~!」
「は~い」
パグリとおさるは せんめんじょへ きょうそうするように はしっていきました。

このつづきは また次回。

絵・作 たのうえ きみのり(ハッピープロジェクト)
アシスタント わたなべあっきーな(ハッピープロジェクト)

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