abn 長野朝日放送

長野市の「山翠舎」は戦前に建てられた古民家から引き取った古材を活用して店づくりをしています。一度建築に使われた木材には釘などが隠れていて、製材の妨げになることもあります。それを見つけ出し丁寧に除去する若い職人たち。体育館ふたつほどの広さがある倉庫にあるのは日本最大級となるおよそ4000本の古材の在庫。その一本一本に刻まれた歴史を大切にしながら、新しい命を吹き込む達人たちの姿を描きます。

長野市街地から車で20分ほどの中山間地にある人気の古民家カフェ「ねこぽぽテラス」。石窯で焼いたピザが人気で連日賑わっています。古材を生かした店づくりが評判を呼び、同じようなお店の開業相談が増えているそうです。そんな声に応えて、これまでの店舗経営のノウハウを生かして、リノベーションの手伝いをはじめました。この春オープン予定の野尻湖畔の老舗旅館に併設されたカフェもその一つ。立地や景観など物件そのものが持つ良さやもともとそこにあった古材などを生かして、今風のお洒落なカフェが出来上がりました。