いいね!信州スゴヂカラ

いいね!信州スゴヂカラ

放送内容

春を告げる 中野土人形

五代目の西原久美江さん|春を告げる 中野土人形

3月31日に開催される「中野ひな市・中野土びな展示即売会」。毎年全国から土人形の愛好家や収集家が集まり、中野の街が賑わう春の風物詩です。中野市民に古くから親しまれ愛されてきた「中野土人形」。今回のいいね!信州スゴヂカラは大槻瞳アナウンサーが、中野に春を告げる土人形の魅力に迫ります。
六代目の奈良由起夫さん|春を告げる 中野土人形
京都伏見 土人形から受け継ぐ 奈良家人形作り|春を告げる 中野土人形
春を告げる 中野土人形
中野の商店街|春を告げる 中野土人形
京都伏見の土人形が原型とされる奈良家の人形作りを受け継ぐのは、六代目の奈良由起夫さん。ひな市を控えて一番忙しい時期の奈良さんの工房を訪ねました。縁起物や風俗物が多い奈良家の人形は愛嬌のある表情が人気です。190年近く使われている「型」から生まれる土人形に着物を描き、顔に表情を付けて仕上げていきます。温かみのある土人形を作りたという奈良さんですが、家業を継ぐ前は別の職業を目指していたそうです。奈良さんがやりたかったという意外な職業とは…。
三河の鬼瓦職人によって伝えられたという西原家の人形作りを受け継ぐのは、五代目の西原久美江さん。西原家の土人形は歌舞伎や武将をモチーフにしたものが多く色鮮やかに仕上げられます。西原家に嫁いだ時には人形作りの後継者になるとは思ってもいなかったという久美江さんですが、現在は作りたいものがあると元になる「型」から自作する事もあるそうです。信州の歴史にちなんだ今年の新作土人形を見せていただきました。

中野の商店街|春を告げる 中野土人形

ひな市が近づくと、中野の商店街の多くの店ではそれぞれが所蔵する自慢の土人形を店先に飾ります。そこで、大槻アナウンサーが「お宅の土人形拝見!」として商店街を歩いてみました。創業から200年以上という老舗の味噌蔵や呉服店、酒屋などを訪ねますが、さすが「土人形の里」、どの商店にも多くの土人形があり、その人形にまつわる様々な思い出話もありました。中野の春には欠かせない土人形への皆さんの思いを紹介します。

取材先情報

  • 菊水堂(和菓子店)
    TEL:0269-22-3569
  • ふくろや(味噌蔵)
    TEL:0269-22-2021
  • 菊一屋本店(呉服店)
    TEL:0269-22-2017
  • 善光寺屋酒店
    TEL:0269-22-2211