abn 長野朝日放送

東信地方を代表する紅葉の名所、小諸城址懐古園。日本100名城の一つである小諸城の苔むした石垣と鮮やかな紅葉が美しい景色を作り出します。この秋も県内外から訪れる観光客で賑わいました。今回のスゴヂカラは草田アナウンサーが紅葉真っ盛りの懐古園を訪ねます。

園内を巡るのに利用したのは「人力車」。さらに今回はオプションの「ハイカラ衣装」を着て懐古園の風情を楽しみます。人力車を引く磯貝幸司さんは30歳、子どものころから親しんだ懐古園の魅力を伝えたいという思いからこの仕事を始めたそうです。「紅葉谷」や「紅葉ヶ丘」など、見どころや園内の名所を磯貝さんの説明を聞きながら楽しく巡ります。
小諸とは深く縁がある島崎藤村。懐古園ではよく散歩をしていたそうです。園内の藤村記念館では当時の貴重な写真を見ることができます。また、記念館近くのそば処、山城館には藤村が使っていたとされる「きせる」が残っていました。藤村が通ったそば処の5代目店主がつくる新しい名物「出汁そば」も味わいます。

懐古園から少し足を延ばして、小諸のもう一つの紅葉の名所「布引観音」も訪ねました。断崖に建つ観音堂、そこから見える紅葉の山々。ここ数年、海外からも観光客が訪れるようになったそうです。近くの温泉施設で絶景露天風呂にも浸かり、晩秋の小諸旅を堪能しました。