abn 長野朝日放送

日本人の国民食…ともいわれる「ラーメン」。特に長野県はラーメンの多様性や専門性、味のレベルなど全国的に見ても上位にランクされるといわれています。今回のいいね！信州スゴヂカラは、長野県内で人気の3店を訪ね、ラーメン職人の技と心意気を取材しました。

長野市の「麺道 麒麟児」は、2011年に開業。開業当初から現在に至るまで、順番待ち必至の店としてラーメンファンの間では広く知られています。麒麟児の看板メニューはシンプルなしょうゆ味の「中華そば」。昔ながらの中華そばを、味も見た目も洗練させた「淡麗系」と呼ばれるラーメンです。開業以来7年、鶏ガラだけとったスープが麒麟児の特長でしたが、今年2月の店舗リニューアルに合わせて、とある食材をスープのダシに加えて味の改良に取り組んだそうです。その材料とは…。ラーメン店の競争が激しい長野市で、試行錯誤を繰り返し作り上げた麒麟児の新しい味を吉田一平アナウンサーが堪能します。

松本市の人気店「つけ蕎麦中華蕎麦 尚念（しょうねん）」の店主、藤田尚念さんは24歳。2年前、長野市権堂でつけ麺の専門店を開業し今年6月に松本市へ移転しました。長野市での開業からすぐに「行列が出来る店」になり、客席数を増やして新たな挑戦をするために移転したそうです。つけ麺は麺が命…。長野県内産小麦粉を中心に使った食べ応えのある自家製麺が自慢です。人気店の若き店主が思うラーメン職人の理想像を聞きました。

千曲市上山田温泉の「大黒屋」は地元の皆さんに愛され続けて50年以上という食堂。鶏ガラスープのしょうゆ味という、まさに昔ながらの中華そばが人気で、県外からもラーメンファンが訪れる程だそうです。豚骨や魚介系など次々と新しいスタイルのラーメンが登場している中、「自分はこれしかできないから」と基本のしょうゆラーメンを作り続ける店主の夏目さん。そのこだわりと一杯のラーメンにかける思いを聞きました。