いいね!信州スゴヂカラ

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放送内容

北国街道ぶらり 息づく伝統 上田市塩尻地区

北国街道ぶらり 息づく伝統 上田市塩尻地区(いいね!信州スゴヂカラ)

上田市にも「塩尻」という名の地名があることを知っていますか。
1954年上田市に編入されるまで塩尻村という一つの村でした。塩尻村は、蚕を飼って繭から生糸を作り出す養蚕業などで栄え、「蚕飼の郷」と呼ばれてきました。塩尻地区を通る北国街道には、今でも江戸、明治、大正の面影がいたるところに残されていて、映画やドラマのロケ地としてもよく利用されています。そんな塩尻地区の北国街道を吉田アナウンサーが歩いて、スゴヂカラを探してきました。
北国街道ぶらり 息づく伝統 上田市塩尻地区(いいね!信州スゴヂカラ)
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今回は、地元の歴史を調べて40年の宮下勝江さんに、案内していただきながらのぶらり散歩。宮下さんの紹介で、江戸時代の建物が残されているというお宅へ。かつて蚕種製造を行っていたお宅の土蔵には地下室があり、夏でも室温が低いため、蚕の卵を貯蔵していたそうです。
続いて、宮下さんの案内でやってきたのは、一見普通の住宅。しかし、こちらのお宅には、なんと加賀の殿様ゆかりの庭園がありました。参勤交代の際に加賀の殿様が休憩所として利用していたそうです。殿様専用の厠(便所)を見学した吉田アナウンサーも少しだけ殿様気分に浸りました。
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歴史ある塩尻地区には、伝統を継承する老舗があります。その一つが、縞や格子の柄に代表される上田紬の織元「小岩井紬工房」。上田紬をすべて手作業で仕上げているのは、現在ここだけだそうです。吉田アナウンサーは上田紬の体験織りに挑戦。さらに上田紬の着物も試着させていただきました。
国道18号沿いの「酒の原商店」は、創業1905年の信州イゲタ味噌の醸造蔵元。昔から変わらぬ製法で熟成させた手造り味噌や、味噌と同じ糀(こうじ)を使用した手づくり甘酒もいただきました。
上田の名酒「福無量」の製造元である沓掛酒造も北国街道沿いにあります。元禄年間(1688~1704年)創業の沓掛酒造は、この地で、日本酒を造り続けて300年以上。福無量の直販店にお邪魔した、日本酒好きの吉田アナウンサーも、福無量を試飲させていただき大満足。
北国街道を歩いてみると、塩尻地区のスゴヂカラがたくさん見えてきました。

取材先情報

  • 小岩井紬工房
    TEL:0268-22-1927
  • 信州イゲタ味噌醸造蔵元
    酒の原商店
    TEL:0268-22-1941
  • 沓掛酒造
    福無量直売店「郷の蔵」
    TEL:0268-21-9232