abn 長野朝日放送

「トヨタ ガズーレーシング ラリーチャレンジ イン 八ヶ岳 茅野」は初心者向け、全国規模のラリー大会です。4月22日、その第2戦が初めて茅野市で開催されました。同大会過去最高となる90台が全国からエントリー。観客は2万人以上を動員し大きな盛り上がりを見せました。ところでなぜ、このような大会が茅野市で開かれることになったのでしょうか？調べてみるとそこには、茅野市とトヨタ自動車との知られざる関わりがありました。

4月22日、快晴の茅野市運動公園で始まった「トヨタ ガズーレーシング ラリーチャレンジ イン 八ヶ岳 茅野」。多くの人達に見守られながら、全国から集まった90台のラリーカーがスタートしていきました。今回の大会では、茅野市内に設けられた3ヶ所の専用コースを2回ずつタイムアタックし、その合計タイムを競いました。茅野市運動公園には1つの専用コースがあり、タイヤを滑らせて走るラリーカーを間近に観戦していました。場内にある出場車両の整備場では、初心者の多い出場者に取材をしました。出場者が口々に語っていたのは、景色の良さと地元の人達のおもてなしの心。普段乗ることのないラリーカーのシートにも座らせてもらいました。

盛り上がる会場の様子を見るたびに、このような大きなイベントがどうして茅野で開かれることになったのか？という疑問。今大会の主催者でもある茅野商工会議所に出向き、そのあたりのお話を聞いてみました。そこで語られたのは、茅野市とトヨタ自動車とのさまざまな関わりでした。ヒントを得た草田アナウンサーは市内にある聖光寺を訪ねます。ここは1970年にトヨタ自動車関連会社の交通安全と被害者供養の願いを受けて建てられたお寺でした。また、ビーナスラインを走っていると「トヨタ関連会社の保養所」とわかる看板を多数発見。次に訪ねた商工会議所観光委員長に、今大会へかける期待について語っていただきました。

イベント当日、会場で目立ったのは近隣市町村から観戦にやって来た親子連れの姿です。体験型のブースで楽しむ子どもたちの姿などを紹介します。また、地元飲食店関係者のブースでは、開発したばかりという馬肉を使った「桜もつ焼」を試食。辛味噌で味付けをした柔らかなもつ焼に、草田アナウンサーも舌鼓を打ちます。