abn 長野朝日放送

松本平を流れる梓川と奈良井川が合流するあたり、国道19号と旧千国街道が交わるあたりが新橋という地域です。ふたつの川に挟まれて北アルプスの伏流水が豊富なこの地域には、古くから風土を生かした商売や職人たちが集まってきていたといいます。染物や飴づくりなどそんなこの地域の魅力を、大槻瞳アナウンサーが紹介していきます。

旧千国街道沿いにあるのが「白木染工場」です。創業130年あまり、伝統の手染め友禅を中心にした染物の工房です。先祖は豊富できれいな水を求めてこの地にやって来たのではないか、とご主人の白木さん。地下水を利用した工程を見せていただきます。本格的な染物の他に、手軽にできる藍染の体験などもできます。Tシャツとストールを使って、藍染と草木染めを体験。手軽にできる藍染を始めたきっかけのお話などを伺っていきます。

国道19号沿いにあるのが「新橋屋飴店」です。こちらのお店も歴史が古く、創業160年ほど。松本産のもち米と麦芽、水だけを使って作られる「純米飴」が代表的な商品です。一番人気はピーナッツを加えてうすく板状にのばした「まめ板」。すべてが職人による手作業の緊張感漂う製造現場を見せていただきました。

同じく国道19号沿いでひときわ目を引く西洋風の建物の中にあるのが、スポーツバイシクル専門店「バイクランチ」です。モトクロスやロードレーサーなど目的別の専門的な自転車ばかりを取り扱う自転車店。愛知県出身でオーナーの鈴木雷太さんは実はもともと競技選手ですごい経歴の持ち主です。そんな鈴木さんにこの地で専門店を持つ魅力を語っていただきました。