abn長野朝日放送では開局20周年を機に、2012年1月「信州がんプロジェクト」を立ち上げました。《知ろう、考えよう、がんのこと》をコンセプトに、番組・イベント・啓発CM・ホームページなどを通じてがんに関する確かな情報を届け、がんに負けない社会を目指して取り組んでいます。
現在、日本人の2人に1人が生涯でがんに罹患し、死亡原因では1981年以降トップを占めています。一方で、医療の進歩により、早期発見・早期治療すれば治る可能性は高まり、「不治の病」というかつてのイメージは、治療や検査を受けながら「長く付き合っていく病」へと変わりつつあります。
また、がん患者の3人に1人は働く世代(20~64歳)で、定年延長や女性の社会進出にともない、働きながら治療する人たちが増えています。治療と仕事を両立させがんとともに生きる人たちを、社会全体で支えていくことが求められています。
「信州がんプロジェクト」は、がんの予防とがん検診による早期発見・早期治療を推進し信州の健康長寿を支えるとともに、たとえがんになっても安心していきいきと暮らせる明日のために、《がんを知り、がんと立ち向かう》活動にこれからも取り組んでいきます。