2006年12月16日 13時00分 放送

山村美紗サスペンス「地獄坂の復讐殺人」

【原作】
山村美紗

【出演】
広田由紀子 … 酒井美紀
田沢 次郎 … 高嶋政宏
林  雄一 … 小野寺昭
中道 文絵 … 山村紅葉
池田 和男 … 鶴田 忍
広田信一郎 … 寺泉 憲
小川 定夫 … 大林丈史
猪沢 刑事 … 池田政典
湯浅 刑事 … でんでん
植木 静江 … 那須佐代子
加菜子 … 朝加真由美
私立探偵 … 菊池隆則

【あらすじ】
 京都に住む広田由紀子(酒井美紀)は、フリーのテレビリポーター。早くに母と死別し、染織家の父・信一郎(寺泉憲)と二人で暮らしていたのだが、信一郎は体を壊して現在入院中の身だった。
 そんなある日、由紀子は企画会社社長の中道文絵(山村紅葉)から、テレビの仕事で徳島に行ってほしいと頼まれる。ところが、その直後、信一郎は息を引き取ってしまったのだった。
 一ヵ月後、納骨式の席で由紀子は信一郎の友人でもある林弁護士(小野寺昭)から、父の遺言状を渡される。そこには全財産を由紀子に相続させると記されてあった。だが、同時に奇妙な付帯条件がつけられていた。それは、徳島に住む植木静江を探し出し三千万円を贈ること、同じく徳島に住む三田村雅也に三千万円を贈ること、小川明夫を捜し出して彼と結婚してほしいというものだった。
 信一郎は10年ほど前に、藍染めの研究のために3年間徳島に単身で暮らしていたことがあった。だが、その頃のことを由紀子は父から聞いてはおらず、遺言状に書かれた3人の名前には記憶がなかった。特に、父がなぜ小川明夫なる人物と結婚してほしがったのか、由紀子にはまるで見当がつかない。林弁護士も3人の名前には全く心当たりがないという。
 数日後、由紀子は文絵の仕事で徳島に向かった。この機会を捉えて3人の人物を探し出そうと、由紀子は父が徳島時代に描いたスケッチブックを持参していた。
 徳島についた由紀子は、文絵の会社のカメラマン・田沢(高嶋政宏)と合流し、名所・旧跡の収録を開始する。ところが、『阿波おどり会館』での取材中、舞台上の踊り子の中に、父のスケッチブックに描かれていた人物とそっくりの女性を発見する。
 思い切って声をかけた由紀子は、その女性が植木静江(那須佐代子)だと知る。どうやら静江は信一郎の徳島時代の愛人だったらしい。だが、静江は金を受け取る二とは謝絶する。また、三田村という名も小川という名も心当たりはないという。静江に9歳の娘がいるとわかり、由紀子は父との間にできた子ではないかと疑い、父に対する信頼が揺らぐ思いにかられる。
 翌日、由紀子の泊まっているホテルに三田村雅也(夏山剛一)からファックスが入る。林弁護士から連絡を受けたのでお会いしたいと、待ち合わせ場所が書かれてあった。ところが、由紀子が出向いたところ三田村はすでに殺されていて…。