2006年05月20日 13時00分 放送
京都殺人案内(26) 「殺しを告げる女!16年目の償い」
(原作) 和久峻三
(脚本) 田村恵
(監督) 岡屋龍一
(プロデューサー) 東浦陸夫(ABC)、齋藤立太(松竹)
(制作) ABC、松竹
(出演)
音川音次郎 藤田まこと
音川洋子 萬田久子
秋山課長 遠藤太津朗
葛西登 寺田農
本間芙美子 中野良子
平山秘書 大出俊
森口早苗 平淑恵
佐々木達郎 山田吾一
高橋定雄 原哲男
高橋輝子 渚まゆみ
広瀬圭子 清水美里
広瀬隆平 加藤正記
ほか
(あらすじ)
京都府警の刑事一音川音次郎(藤田まこと)は、本間芙美子(中野良子)と名乗る女性から奇妙な電話を受けた。次期選挙に出馬を予定している元大学教授の葛西登(寺田農)は、人殺しだというのだ。葛西は、日頃からボランティア活動などに熱心で人望が厚く、トップ当選は確実と噂されている。その人気をねたんでか、出馬を辞退しろと脅迫状が届くなどの事件が起きている。芙美子の訴えも、そうしたいやがらせと考えられるが、音川は無視できず調べを開始。16年前の4月、厳島神社で知られる広島県宮島の理髪店で、当時20才の広瀬圭子(清水美里)が殺害され、事件は迷宮入りしている。
葛西と宮島を結ぶ接点が浮かばない。葛西は能の研究家でもあり、能に関係する全国各地の土地を訪ねているが、厳島神社のある宮島にだけは行ったことがないと答える。芙美子は、犯人の遺留品だといって男ものの指輪を音川に差し出した。しかし、課長の秋山(遠藤太津朗)は捜査の必要性を認めない。音川は、自費で宮島を訪れ、捜査を続けた。
被害者の圭子は理髪店の一人娘。芙美子は圭子の実母だった。圭子は、旅行中の男性が訪れた後に被害にあっていた。芙美子は、その男性が葛西で、彼が犯人だと主張する。しかし、当時その旅行客は容疑者から外された。殺害の動機が考えられないからだ。動機の点では、芙美子が再婚した広瀬隆平(加藤正記)が怪しい。隆平は、当時ギャンブルに狂い、莫大な借金があった。さらに圭子に高額の生命保険を掛けている。住民は、事件は保険金欲しさに隆平と芙美子が共謀したと噂し、芙美子はそのため隆平と離婚、追われるように島を出た。隆平は結局証拠不十分で逮捕を免れたが、8年前死亡。
ところが、葛西が事件の日、宮島を訪れていることが発覚する。しかし、葛西が犯人であっても、時効を迎えた犯人を逮捕することはできない。事件で妻を亡くしている音川には、芙美子の気持ちがよく理解できるが、警察官としてこれ以上何ができるというのか。娘を殺された芙美子の無念は、どのようにすれば癒されるのか。






