2006年01月21日 13時00分 放送

保険調査員 蒲田吟子(2) 愛の7年殺人事件

(原案)
福嶋正人
近代文芸社
-生命保険Gメンが見た現実と忠告-より

(脚本)倉沢左知代
(監督)荒井光明

(主なキャスト)
蒲田吟子…泉ピン子
千原勝一…村田雄浩
金森刑事…布川敏和
豊原晴美…萩尾みどり
豊原茂…五代高之
豊原敏明…ベンガル
大川富子…大島蓉子
栗田桃子…川奈和美
袴田大介…藤岡琢也

(あらすじ)
蒲田吟子は東都リサーチに動める生命保険調査員。所長の袴田の指示で、元刑事で見習い調査員の千原勝一と病院へ出向く。そこで保険金詐欺を未然に防いだ二人は、看護婦長をしている吟子の友人・富子と会い、薬剤師の豊原晴美の存在を知る。彼女は結婚して半年もしないうちに夫が失除し、夫の残した借金の返済に苦労する生活を送っていた。そんな中、海辺の洞窟で身元不明の焼死体が発見された。ガソリンが入っていたと思われるポリ容器が発見されへ警察は自殺と他殺の両面で捜査を開始した。吟子のもとに新たな調査依頼が舞い込む。内容は、七年前に失踪した夫の保険金を妻が請求する。
「普通失踪」。失踪した人間の生存が確認できない時期が七年間続き、それが認められると失踪した人は戸箱上で死亡扱いとなり、保険金が請求できるのである。失踪した契約者は豊原茂。請求者は、富子の病院で会った晴美だった。吟子と瞬一は調査のために晴美を尋ねた。茂とは家の改築の相談で訪れた不動産会社で知り合ったという。そこは茂の兄・敏明が経営する会社で、晴美は敏明から茂を紹介された。
失踪当日、いつもどおり仕事に出掛けた茂だったが、当時勤めていた宝石店には行っていなかった。その数日後に取り立て屋の藤川洋介という男がやってきて、茂が結婚前に借りた百万円近い金の返済を迫ったという。茂は他にも仕事のトラブルで抱えた借金があり、晴美は家を抵当に銀行から三千万円を借りていた。保険の解約も考えたが、普通失踪のことを知って七年間払い続けることにしたという。自分の夫の死を認めるのは辛いが、今の苦しい生活は耐え難く、晴美は普通失踪を申請するしかなかったと、涙ながらに訴えた。
三千万円もの大金を必要とするトラブルとは一体何だったのか。吟子らは茂の勤務先を訪ねるが、五年前に閉店していて手掛かりは掴めなかった。敏明も、弟のトラブルの内容までは知らず、連絡もないという。弟のせいで迷惑をかけた晴美に早く保険金がおりるよう、敏明は吟子と勝一に頼んだ。その後の調査で、茂が失踪当日友人の所へ十万円を借りに行ったこと、取り立て屋の藤川が行方不明であることを知る。調査結果を受けて、晴美には保険金一億二干万円が振り込まれる事になった。その矢先、警察から晴美のもとに、江ノ島海岸で茂の免許証が発見されたと、連絡が入る。免許証には油が付着しており、身元不明の焼死体が茂である可能性が高いことを告げられた。
七年間行方知れずだった人間がようやく現れたと思うたら焼死体。ニュースで知った吟子と勝一は、なぜ今になって…と疑問を抱く。警察は、保険金の受取人である晴美に疑いをかけ始めていたが、納得のいかない二人は再調査を開始する…。