2005年12月03日 13時00分 放送

牟田刑事官事件ファイル 横浜~釧路湿原 マリモが知る三重殺人の謎

【原作】石沢英太郎
【脚本】岡本克己
【監督】小谷承靖
【プロデューサー】松本健、佐藤涼一(テレビ朝日)、笠谷智之(C.A.L.)
【制作】テレビ朝日、C.A.L.


【出演】
牟田一郎・・・小林桂樹
牟田明子・・・津島恵子
岩城政則警部補・・・東幹久
内山春子・・・姿晴香
横溝日出子・・・小林恵
横溝博之・・・峰岸徹
森本吾郎・・・海部剛史
伊藤まり子・・・葉山レイコ
阿部英一・・・横田大明
高橋進・・・工藤龍生
吉村君恵・・・丸山秀美
君塚尚・・・久保田篤

【あらすじ】
横浜山下署の牟田刑事官(小林桂樹)は、公園に停められた車の中から、女の絞殺体が発見されたとの知らせに現場に急行する。殺された女は免許証から、伊藤まり子(葉山レイコ)という名だと判明する。車の中には、『横溝日出子』名義のクレジットカードが落ちていた。そんな中、現場に不審な男が現れ、刑事たちと揉み合いになる。だがこの男、本日付けで山下署に転勤になった岩城警部補(東幹久)だったのだ。
岩城警部補とともにまり子のマンションに向かった中山刑事(増田由紀夫)は、彼女がマンションのオーナーで優雅な暮らしをしていたことを知る。だが、まり子の部屋からは手掛かりになるようなものは得られない。その時中山は、近所の主婦から「あの人によく似た男と彼女が一緒にいるのを二三度見かけた」と、岩城を指差される。だが中山は、そんなはずがあるわけはないと牟田にも報告はしなかった。
一方牟田は、横溝日出子(小林恵)なる女名義のクレジットカードは2週間ほど前に盗難届けが出されていることを知る。また、日出子は転出届を出さないままに引っ越していることもわかった。
やがて、日出子の父親・横溝博之(峰岸徹)の所在が突き止められた。権藤は市内の病院に入院中で、内縁の妻・内山春子(姿晴香)が付き添っていた。横溝によると、日出子は一時、森本(海部剛史)というホストに引っ掛かり、散々金を巻き上げられていたという。そして、森本から身を隠すため数年前から行方知れずになっているというのだ。横溝は、まり子という女にはまったく心当たりはないと断言した。日出子は北海道にいるらしいという権藤の言葉が唯一の手掛かりといえた。
帰りがけ牟田は春子に呼び止められる。日出子が姿を消したのは自分にも責任の一端があるというのだ。病没した母親を慕っていた日出子は、春子が父親と親しくなるのをひどく嫌っていたという。さらに春子は、権藤は末期ガンで余命いくばくもない。ぜひ日出子を捜しだし父親に会わせてやってほしいと、牟田に訴えたのだった。森本の住所を調べ上げ彼のマンションに向かった牟田は、そこに岩城が張り込んでいるのを知る。岩城によると、森本はある事件の重要参考人として自分が追っている男だと告げた。1年ほど前、森本の勤めるホストクラブ『ノアール』で同僚の阿部(横田大明)がマンションの屋上から転落死し、日頃から客の取り合いなどで阿部と揉めていた森本が容疑者として浮かんだ。アリバイもなく自供は時間の問題だと思われた矢先、伊藤まり子が阿部の死んだ夜に森本に乱暴されたと民事で訴えたというのだ。これにより、森本のアリバイが成立し彼は容疑を逃れた。だが岩城は、まり子が森本のアリバイ作りに手を貸したと睨み、何度もまり子に会ってその点を追及したが、ついに証言は得られなかったという。
日出子名義のクレジットカードに付いていた指紋の一つと森本のそれが一致し、まり子殺害には森本が関与しているかもしれないと、刑事たちは色めき立った。だが、森本の行方はわからない。そんな中、日出子が北海道にいるらしいと聞かされた岩城は、森本も最近北海道旅行にいっていたと言い出した。『ノアール』で、森本が土産に持ち帰ったマリモを見せられたというのだ。北海道でマリモを土産にしているのは阿寒湖だ。岩城は阿寒湖へと飛ぶが・・・。