2005年12月24日 13時00分 放送

「女と愛とミステリー」刑法第三十九条 フラッシュ・バック

(原作)永井泰宇
(脚本)高山直也
(音楽)麻生学

(主なキャスト)
小川香深…黒木瞳
小川霧子…野波麻帆
名越正徳…寛利夫
山神課長…鶴田忍
丸岡刑事…六平直政
坂之上検事…小野武彦
的場貞夫…長門裕之
天宮初美…大島さと子
天宮美和/矢作恭子…浜丘麻矢
矢作治美…山口美也子
藤代耕介…北村総一朗
天宮如彦…柄本明

(あらすじ)
新宿歌舞伎町の繁華街で、通り魔による殺傷事件が発生した。犯人はサバイバル・ナイフで通行人十一人を斬りつけ、暴れまわっているところを、地元の暴力団員に取り押さえられた。しかもその男は、通り魔事件を起こす前に、付近の路地で浮浪者を一人刺し殺しているところをホステスに目撃されている。死体の腕には、数多くの注射痕があった。新宿署で取り調べを受けた被疑者は、応対する丸岡、名越ら刑事たちに対し、犯行当時の状況だけでなく、自分の名前すら思い出せない、と告白する。しかし小さなケガをした丸岡を止血する被疑者の手つきを見て、名越は医者ではないかと推測する。案の定、取り調べを受けている人物は、家族から捜索願いの出ていた東京・杉並の天宮医院の院長、天宮如彦であることが判明した。地元では、貧しい患者も差別することなく診察し、「赤ひげ先生」と呼ばれる評判の名医だった。そんな良心的な医者が、何故殺人を犯し、通り魔という凶行に走ったのか。天宮の犯行時の精神状態を解明すべく、京南大学の藤代教授を通じて、小川香深に嘱託鑑定が依頼された。しかし、香深はある理由から、三年もの間、刑事事件の精神鑑定を行っていなかった。初めて東京拘置所の会議室で天宮と向き合った香深は、天宮から事件当夜の様子を聞き出していく。しかし天宮の記憶は途中から欠落しており、思い出そうとすると頭痛を訴えるのだった。天宮の記憶喪失を疑問視する刑事の名越は、香深に、たとえどんな理由があろうと犯した罪は償うべきだと主張する。そうした中、警視庁の捜査で、殺されたホームレスの身元が判明した。名前は小岩進一。武闘派の元やくざだという。組仲間の証言によれば、小岩は恐喝をして、シャブの代金を稼いでいたらしい。恐喝が真実であるならば、天宮の行為も正当防衛になる。天宮はどうやら不起訴になりそうだった。しかし捜査一課長・山神の忠言も聞かず、名越は天宮への調査をやめなかった。一方、香深は、天宮から過去の生い立ちを聞き出していた。かっては地元の悪ガキだったことを告白する天宮。しかし香深が話を聞いている途中で、突然錯乱状態に陥ってしまう。香深は、天宮が犯行当時も同じような心神喪失状態にあったと推測するが、どうして錯乱するのかが分からない。そこで香深は、天宮の家族に話を聞き、さらには脳波測定、ロールシャッハ・テストなどを通して、一つの推論を導き出す。それは、天宮は覚醒剤精神病に侵されているという推測だった。だが、逮捕時の検査では、天宮からの薬物反応は検出されていない。香深は、薬物中毒者が薬を絶った後でも、何かの拍子で症状がよみがえる「フラッシュ・バック」ではないかと考え、天宮の過去を知るべく兵庫へと向かうのだった……。

2005年12月17日 13時00分 放送

はぐれ刑事純情派スペシャル

「安浦刑事怒りの大捜査線・娘の恋人山岡刑事殉職す!
八丈島-東京-大阪、連続殺人事件を操る巨悪との死闘が始まる!」

【プロデューサー】今木清志(テレビ朝日)、桑原秀郎(東映)、島田薫(東映)
【脚本】奥村俊雄
【監督】吉川一義
【制作】テレビ朝日・東映

【出演】
安浦吉之助・・・藤田まこと
片桐由美・・・眞野あずさ
横溝署長・・・梅宮辰夫
安浦ユカ・・・小川範子
林勇作・・・賀集利樹
五十嵐美和・・・森ほさち
田崎晴子・・・岡本麗
里見大観・・・ぼんちおさむ
川辺課長・・・島田順司
今井哲也・・・若林哲行
高木直・・・大場順
安浦エリ・・・松岡由美

山岡雄作・・・城島茂
松島律子・・・荻野目慶子
西村紀子・・・川上麻衣子
本山恒夫・・・本田博太郎 ほか

【あらすじ】
安浦(藤田まこと)がいつものように晴子(岡本麗)と昼食にでかけようとすると、見知らぬ2人の少女が突然安浦の袖をつかむ。離れようとしない少女に訳を聞くと、「厚かましいお願いですが、2人をしばらくお願いします」と書かれた安浦あての手紙を差し出した。手紙の主は3年ほど前、この子たちを置いて逃げようとしたところを安浦が説教した紀子(川上麻衣子)。一体何があったのか?悪質な消費者金融の社員・工藤(石田登星)の他殺体が事務所で発見された。社長の倉田(小木茂光)によると、事務所に戻ったとき逃げるように部屋を出る紀子とぶつかったとか。しかし、倉田は横溝署長(梅宮辰夫)や安浦が長年追っている元総会屋で事業家の本山(本田博太郎)の有力な手下。本山が裏で手を引いている可能性もあるが…。
紀子が工藤に大金をだまし取られていたことが判明した。どうやら紀子はその金を取り戻しに事務所へと行ったらしい。やがて子供たちのもとへ紀子から電話が。その発信元から居場所を突き止めた安浦は紀子に会いに行くが、突然現れた山岡(城島茂)に止められる。山岡はある強盗殺人事件の容疑者の妻・律子(荻野目慶子)をマークしている真っ最中。その律子は紀子の実の姉で一緒にいる可能性が高い。そんな中、山岡は安浦にユカ(小川範子)との結婚を切り出して…。

2005年12月10日 13時00分 放送

「おとり捜査官・北見志穂」

【原作】山田正紀
【脚本】外村朋子
【監督】長谷部安春
【プロデューサー】松本基弘(テレビ朝日)、雑賀俊郎、坂上也寸志(泉放送制作)
【制作】 テレビ朝日・泉放送制作
【(出演】
北見志穂・・・松下由樹
袴田刑事・・・蟹江敬三
井上晴香・・・秋野暢子
井原主任・・・小木茂光
小泉刑事・・・岩田和樹
佳代・・・赤座美代子
大野木康男・・・榊英雄
松井刑事・・・中泉英雄
脇坂マリエ・・・三崎千香
尾形由美子・・・中瀬公望子
山之内ミカ・・・井上舞妃子
小野妙子・・・今井ちひろ

【あらすじ】
私立大学の夜間講座の女性受講者2人が連続して殺された。2人とも鈍器による撲殺だった。警視庁捜査一課の北見志穂刑事(松下由樹)は、自らがおとりとなり、同僚の袴田刑事(蟹江敬三)の協力で犯人を逮捕した。犯人は大学の守衛・大野木康男(榊英雄)だった。だが、大野木は一切を黙秘し、取り調べにあたった刑事をてこずらせる。やがて、大野木は8年前、17歳の時に過剰防衛で保護処分になっていたことが判明する。当時アルバイト先のコンビニで万引き犯と格闘になり、金属バットで殴り殺してしまったのだ。相変わらず大野木が黙秘を続けていることから、8年前に彼のプロファイリングを行った心理学者の井上晴香(秋野暢子)が呼ばれ、晴香は大野木から動機らしきものを聞き出す。それによると、被害者の二人は男に対してあまりにも無防備で、こういう女が性犯罪を助長するというのだ。大野木は歪んだ正義感の持ち主だと晴香は言う。8年前の事件で、正しいことをしたにもかかわらず傷害致死に問われたことが以後の精神形成に影響を与えたらしい。大野木は警視庁の手を離れ、所轄署に移管されることになった。ところが、大野木は署員の一瞬の隙をついて逃走してしまったのだ。数日後、志穂と同じマンションに住むOL・脇坂マリエ(三崎千香)が撲殺されるという事件が発生する。マリエは私立病院経営者の娘で、周囲の話ではかなりの我がままな性格だったという。犯行の手口は大野木のそれと酷似していた。ただ、マリエの実家の病院に勤める医師・森山(西岡竜一朗)が彼女につきまとっていたことがわかり、容疑者の一人として捜査の対象になったのだった。

2005年12月03日 13時00分 放送

牟田刑事官事件ファイル 横浜~釧路湿原 マリモが知る三重殺人の謎

【原作】石沢英太郎
【脚本】岡本克己
【監督】小谷承靖
【プロデューサー】松本健、佐藤涼一(テレビ朝日)、笠谷智之(C.A.L.)
【制作】テレビ朝日、C.A.L.


【出演】
牟田一郎・・・小林桂樹
牟田明子・・・津島恵子
岩城政則警部補・・・東幹久
内山春子・・・姿晴香
横溝日出子・・・小林恵
横溝博之・・・峰岸徹
森本吾郎・・・海部剛史
伊藤まり子・・・葉山レイコ
阿部英一・・・横田大明
高橋進・・・工藤龍生
吉村君恵・・・丸山秀美
君塚尚・・・久保田篤

【あらすじ】
横浜山下署の牟田刑事官(小林桂樹)は、公園に停められた車の中から、女の絞殺体が発見されたとの知らせに現場に急行する。殺された女は免許証から、伊藤まり子(葉山レイコ)という名だと判明する。車の中には、『横溝日出子』名義のクレジットカードが落ちていた。そんな中、現場に不審な男が現れ、刑事たちと揉み合いになる。だがこの男、本日付けで山下署に転勤になった岩城警部補(東幹久)だったのだ。
岩城警部補とともにまり子のマンションに向かった中山刑事(増田由紀夫)は、彼女がマンションのオーナーで優雅な暮らしをしていたことを知る。だが、まり子の部屋からは手掛かりになるようなものは得られない。その時中山は、近所の主婦から「あの人によく似た男と彼女が一緒にいるのを二三度見かけた」と、岩城を指差される。だが中山は、そんなはずがあるわけはないと牟田にも報告はしなかった。
一方牟田は、横溝日出子(小林恵)なる女名義のクレジットカードは2週間ほど前に盗難届けが出されていることを知る。また、日出子は転出届を出さないままに引っ越していることもわかった。
やがて、日出子の父親・横溝博之(峰岸徹)の所在が突き止められた。権藤は市内の病院に入院中で、内縁の妻・内山春子(姿晴香)が付き添っていた。横溝によると、日出子は一時、森本(海部剛史)というホストに引っ掛かり、散々金を巻き上げられていたという。そして、森本から身を隠すため数年前から行方知れずになっているというのだ。横溝は、まり子という女にはまったく心当たりはないと断言した。日出子は北海道にいるらしいという権藤の言葉が唯一の手掛かりといえた。
帰りがけ牟田は春子に呼び止められる。日出子が姿を消したのは自分にも責任の一端があるというのだ。病没した母親を慕っていた日出子は、春子が父親と親しくなるのをひどく嫌っていたという。さらに春子は、権藤は末期ガンで余命いくばくもない。ぜひ日出子を捜しだし父親に会わせてやってほしいと、牟田に訴えたのだった。森本の住所を調べ上げ彼のマンションに向かった牟田は、そこに岩城が張り込んでいるのを知る。岩城によると、森本はある事件の重要参考人として自分が追っている男だと告げた。1年ほど前、森本の勤めるホストクラブ『ノアール』で同僚の阿部(横田大明)がマンションの屋上から転落死し、日頃から客の取り合いなどで阿部と揉めていた森本が容疑者として浮かんだ。アリバイもなく自供は時間の問題だと思われた矢先、伊藤まり子が阿部の死んだ夜に森本に乱暴されたと民事で訴えたというのだ。これにより、森本のアリバイが成立し彼は容疑を逃れた。だが岩城は、まり子が森本のアリバイ作りに手を貸したと睨み、何度もまり子に会ってその点を追及したが、ついに証言は得られなかったという。
日出子名義のクレジットカードに付いていた指紋の一つと森本のそれが一致し、まり子殺害には森本が関与しているかもしれないと、刑事たちは色めき立った。だが、森本の行方はわからない。そんな中、日出子が北海道にいるらしいと聞かされた岩城は、森本も最近北海道旅行にいっていたと言い出した。『ノアール』で、森本が土産に持ち帰ったマリモを見せられたというのだ。北海道でマリモを土産にしているのは阿寒湖だ。岩城は阿寒湖へと飛ぶが・・・。