2005年05月21日 13時00分 放送

保険調査員 ベランダ殺人事件

(原作)福嶋正人「生命保険Gメンが見た現実と忠告」より(近代文華社刊)
(脚本)倉沢左知代
(監督)根本実樹

(主なキャスト)
蒲田吟子(泉ピン子)・千原勝一(村田雄浩)・篠崎宏(岡本信人)・沢井孝介(石丸謙二郎)・瀬川茂雄(津村鷹志)・金森和義(布川敏和)・沢井綾子(岩城茉里)・沢井翠(吉谷彩子)・門倉直子(佐々木麻由子)・門倉哲治(草薙幸二郎)・栗田桃子(川奈和美)・浅川美代子(阿部朋子)・奥寺洋子(片岡聖子)・合田小百合(伊藤幸子)・大川富子(大島蓉子)・袴田大介(藤岡琢也)

(あらすじ)
四十半ぱを過ぎながら独身生活を続ける保険調査員・蒲田吟子は、リサーチ会社の所長・袴田大介から、新しいパートナーを紹介された。そのパートナーとは、吟子とほとんど変わらぬ年齢の元刑事、千原勝一だった。吟子と勝一のコンビが最初に任された調査は、死亡保険金の支払いに関するもの。ベランダから転落した主婦に掛けられた死亡保険が、事故のわずか三日前の契約によるものだったため、生命保険会社から調査依頼が来たのである。吟子と勝一は、本当に事故による落下だったのか確認すべく、現場のマンションを訪問。隣人に話を聞いたところ、落下した主婦・沢井綾子は、事故の前、ベランダの室外機の上に作られたハトの巣を心配そうに見つめていたという。干してあった布団とともに落下していたので、すぐに隣家の沢井綾子だということが分かったらしい。吟子と勝一は、次に亡くなった沢井綾子の夫・孝介と面談する。そこで事故当日、マンションを綾子の前夫の弟である篠崎宏が訪ねてきていたことを知った。孝介は、再婚のためわずか一年足らずの結婚生活であったが、綾子の連れ子である翠は自分が育てると、力強く語るのだった。
次に二人は篠崎宏のもとを訪問。彼が沢井家を訪れたのは、綾子に再婚のお祝いを言うためだったという。到着したのは事故直後で、あと五分早く訪ねていれば、あんなことにはならなかったと、篠崎は吟子と勝一の前で激しく悔やむのだった。
事故当時、沢井綾子の夫・孝介は会社におり、完全なアリバイが成立している。自殺をする理由もなく、吟子は調査の結果、沢井綾子の死は事故によるものと判断する。だが、勝一はその結果に疑問を投げかけるのだった。
しかし吟子は、コンビを組む勝一の働きぶりに不満を持っていた。調査員の仕事をやる気があるようには思えないのだ。それでも所長の袴田は面倒を見てやってほしいと懇願する。
結局、生命保険会社から、沢井孝介に、死亡保険金二千万円は無事支払われた。だが、母親を亡くした翠のために保険金を役立てたいと言っていた孝介の言葉が忘れられないでいた吟子は、信じられない事実に遭遇する。なんと翠が、福祉事務所の方へ長期間預けられたままだったのだ。翠のことを心配し、吟子は孝介の行方を追う。すると、彼はどこかへ引っ越したという。しかも家財道具を一切合切リサイクル・ショップに売り払っていたことが判明する。不審に思った吟子は、勝一とともに再び孝介のことを調べ始める…。