2005年05月14日 13時00分 放送

和久峻三ミステリー 「赤かぶ検事(13) 氷見~高山ブリ街道連続殺人事件!」

(原作) 和久峻三
(脚本) 土屋保文
(監督) 岡屋龍一
(プロデューサー) 東浦陸夫(ABC)・武田功(松竹)
(制作) ABC・松竹

(出演)
柊茂(橋爪功)・柊春子(藤田弓子)・柊葉子(高田万由子)・米田警部(秋野太作)・榊田善部補(渡辺哲)・赤木真貴子(小松千春)・杉原奈緒美(杉田かおる)・山下日出子(長内美那子)・柊正男(石川伸一郎)・柊誠二(土倉有貴)・赤木益男(小林滋央)

(あらすじ)
海産物問屋を経営する赤木喜三郎(田畑猛雄)が、自社の冷凍庫内から遺体で見つかった。喜三郎は、がんノイローゼになっていた疑いがあり、自殺も考えられるため、赤かぶ検事こと、柊茂検事(橋爪功)は、自他殺の両面捜査を米田警部(秋野太作)らに命じた。喜三郎は、8年前、富山県氷見で妖艶な美女・真貴子(小松千春)をみそめ、従業員の益男(小林滋央)を養子にして、真貴子を彼と結婚させた。半年後、強引に真貴子と肉体関係をもった喜三郎は、その後も関係を継続。益男はすぐに2人の関係を知ると、ショックの余り家を飛び出た。以後、真貴子が喜三郎に代わり実質上会社を切り盛りしている。ところが、半年前、喜三郎の亡妻の連れ子・杉原奈緒美(杉田かおる)が、借金返済に苦しむ夫悦次(大場順)とともに赤木家に戻った、奈緒美は喜三郎の会社を乗っ取るため、真貴子を追い出そうとして、喜三郎と争いが絶えなかったという。
米田は、奈緒美が遺産目当てに喜三郎を殺したと主張。一方、榊田警部補(渡辺哲)は、女房を寝取られた益男を怪しむ。
真貴子は、喜三郎が死んだ夜、高山の隣町・古川で、離婚について話し合うため益男に会っていたと打ち明ける。ところが、その時刻に益男が喜三郎と会っていたことが判明。真貴子は柊に追及されると、事件のあった夜、益男から喜三郎を殺したと告白され、アリバイエ作を依頼されたと供述を翻した。益男は黙秘を貫くが、柊は、状況証拠などから公判維持は可能と考え、益男の起訴に踏み切る。柊の娘葉子(高田万由子)が益男の弁護を引き受けた。検事と弁護人が同居としているのは不都合なため、ふだんなら葉子が家を出る。しかし今回は、浮気の疑いから妻春子(藤田弓子)との仲が険悪な柊が、追い出される形でホテルに宿をとった。
公判が開始される。益男は事件の夜喜三郎と会ったことは認めたものの、殺人については否認。ところが、お手伝い小柳三千代(川俣しのぶ)の証言から、益男が殺人を告白したというのは真貴子の作り話であることが明らかになった。真貴子は、東京の銀行マン浜岡雅信(湯口和明)と結婚を約束。益男との離婚話を進めるためウソをつく必要があったという。柊は本庁から益男の起訴を取り下げるように迫られるが、しばらくの猶予を願い出る。
真貴子が喜三郎の会社を東京に進出させようとして、喜三郎に反対されていたことが明らかになる。浜岡と結婚したいと告げた真貴子の話とあまりにも違いすぎることに柊は不審を覚える。
やがて奈緒美が遺体で見つかる。奈緒美が相続する喜三郎の遺産が、夫の悦次のものになることから、悦次も容疑者として浮上。真貴子は奈緒美が殺された時刻、母日出子(長内美那子)と氷見にいたため、アリバイがある。悦次もアリバイはあるが、暴力団を使った可能性が強い。米田は、悦次を2つの殺人事件の真犯人とみて、益男の起訴を取り下げるよう説得するが、柊は聞き入れない。
真貴子が悦次とも深い関係にあったことが発覚。柊は、第3回公判で日出子を証人席に立たせ、事件の真相を暴いていく。