COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第276回)

開催年月日

2018/10/17

開催場所

4F 役員会議室

出席者

委員総数 9名 出席委員数 4名

(出席委員)
丸山貢一副委員長 小林玲子委員 岩井修委員 山口美緒委員
(レポート)
遠藤守信委員長 山﨑宏委員
(会社側出席者)
土屋英樹代表取締役社長 森田良平常務取締役・番組審議会事務局長 下平 彰一 編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 山岸寿美編成業務局長 伊藤永嗣編成業務局編成部長 郡司勝己報道制作局長 小林明子報道制作局報道制作部統括部長

議題

  1. 「絶景!信州トロバス旅~父が愛した「黒部の太陽」の舞台へ~」について
  2. その他の番組に対する意見要望について
  3. 放送番組の種別の公表
  4. abnに寄せられた視聴者の声の概要について
  5. 2018年11月の単発番組について
  6. 次回課題番組等について

議事の概要

  • 映画『黒部の太陽』公開50年と、トロリーバス運行終了を組み合わせた良い企画だった。
  • 映画の映像をうまく取り入れており、黒四ダム建設の歴史がよくわかる内容になっていた。
  • 番組冒頭で全体の構成を手短に紹介したのは、視聴者に優しい配慮であると感じた。
  • 明るく感性豊かな三船美佳さんと、ベテラン俳優である田中要次さんの組み合わせが良かった。
  • 美佳さんが父親である三船敏郎さんの思い出を辿るという切り口は、視聴者の関心を引いたのではないか。
  • 観光情報が参考になり、これから行ってみようという人には良い番組だった。秋の観光シーズンを前に、放送のタイミングも良かった。
  • 黒部ダムを巡る本編から観光情報を独立させた構成がわかりやすく良かった。
  • 美佳さんは常にテンションが高く、見ていて疲れると感じた。父親を「お父さん」と呼ぶのも気になった。
  • 田中さんは案内役であるにもかかわらず「初めて来た」と公言し、終始自信無さげな態度だったのはいかがなものか。視聴者を不安な気持ちにさせ、情報番組としての信頼感が損なわれる。
  • 破砕帯で水を飲んだあと黒四ダムの階段でも水を飲んでいたが、「ここでは一般の方も飲める」といったコメントがあれば良かった。
  • CGなど無い時代、難工事を再現した映画の裏話は、まさに命がけの撮影であることを知り非常に興味深かった。
  • 『黒部の太陽』は安曇野出身の映画監督・熊井啓さんによる名作であり、全国へ発信する番組としてぜひ熊井監督にも触れてほしかった。
  • なぜ、あえて難工事に挑んでまであそこにダムを作ったのか、ダム建設の意義をどこかで紹介してほしかった。
  • トロリーバスの導入を環境問題によるものと紹介していたが、むしろ技術的問題が大きかったはずであり、取り上げ方が一面的であると感じた。
  • エネルギー問題に関心の高まる昨今、黒部ダムをテーマにしたのなら社会性のあるコメントで番組を締めても良かったのではないか。
  • トロリーバスを半世紀にわたり保守してきた苦労話など、裏方の取材があるとなお良かった。
  • 歴史的大事業をゆかりのある美佳さんとともに振り返った構成は、黒部ダムを扱う亜流の旅番組にならず良かった。

○平成30年4月~9月分「放送番組の種別ごとの放送時間」について報告を行い承認された。
報告した内容は下記の通り。

  • 「番組種別ごとの放送時間」
  • 「CMの放送時間」
  • 「基本番組表」

○平成30年9月中にabnによせられた視聴者の声の総数は120件(内メール29件)、内訳は(お問合せ67件、ご意見17件、苦情0件、ご要望15件、その他21件)だった。