長野朝日放送・放送番組審議会(第270回)
開催年月日
2018/03/14
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 7名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 小川正芳副委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 湯本豊委員 山﨑宏委員 岩井修委員
- (レポート)
- イチカワドイル徳恵委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 森田良平取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 山岸寿美編成業務局長 伊藤永嗣編成業務局編成部長 郡司勝己報道制作局長 山口哲顧報道制作局報道部部長待遇
議題
- 「天空の頂に 槍ヶ岳 山小屋100年物語」について
- その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2018年4月の単発番組について
- 次回課題等について
議事の概要
- 壮大で美しい山の映像に圧倒された。高山独特の非日常的な風景で、映像だけでも楽しめるものだった。撮影の苦労がうかがわれた。
- 槍ヶ岳山荘の初代から3代目まで、それぞれが研究者や山岳カメラマンとして多才で魅力的な人物。さらに4代目の成長物語、播隆上人と山岳信仰、山荘経営の企業家としてのストーリーなど、多くの要素が盛り込まれていた。
- 要素のどれを取ってもよくできており、それぞれが1時間番組になるほどの内容の濃さ。前後編化やシリーズ化してしはどうか。
- 今後のインバウンド増加や山岳観光活性化に向け、地元放送局としてこうした番組を発信することで貢献してほしい。番組自体もぜひ多くの人に見てもらいたい内容であり、全国放送や、国際線での機内上映なども検討してはどうか。
- 手間ひまかけて作られた秀作であり、満足度の高い番組であった。一方、要素が多すぎて最も訴えたいことが何であるか伝わらず、見る人によって評価が分かれるだろう。
- 良い映像、使いたい素材が多くなりすぎたことが原因だと思われるが、構成やテーマの絞り方に課題が残った。あらゆることを盛り込みすぎたため展開が唐突に感じられる部分があった。思い切って要素を削り、シナリオに沿って構成することで、もっとドラマチックに見せることができたのではないか。
- ナレーションは良かったが、最初から最後まで荘厳すぎて、聴いていて若干疲れた。美しい景色はあえてナレーション無しで見せてもよかったのではないか。
- 全体的にはテロップが多くてわかりやすく、親切に作られていたが、大事な番組の締めくくりでの4代目の言葉が聞き取れず、テロップも無くて残念。
- 播隆祭の読経の場面がやや気になった。宗派と離れた山岳信仰としての姿を伝えるのならば、手を合わせる映像だけでお経の声は消す等、宗教色は抑えたほうがよかったのではないか。
○平成30年2月中にabnによせられた視聴者の声の総数は133件(内メール26件)、内訳は(お問合せ82件、ご意見20件、苦情0件、ご要望12件、その他19件)だった。