長野朝日放送・放送番組審議会(第269回)
開催年月日
2018/02/21
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 6名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 小川正芳副委員長 丸山貢一副委員長 中條功委員 小林玲子委員 湯本豊委員
- (レポート)
- イチカワドイル徳恵委員 山﨑宏委員 岩井修委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 森田良平取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 山岸寿美編成業務局長 伊藤永嗣編成業務局編成部長 郡司勝己報道制作局長 小林明子報道制作局制作部長
議題
- ネイチャー&ヒューマン スペシャルシリーズ7
「わたしの家は雲の上~南信州下栗 家族ものがたり~」について - その他の番組に対する意見要望について
- 訂正放送について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2018年3月の単発番組について
- 次回課題等について
議事の概要
- 山深い下栗の、四季の自然の美しさが描かれており、冒頭の映像から番組に引き込まれた。
- 水道が無いことに驚いたが、それ以外でも教育や医療など、生活にはたいへんな不便や苦労が想像される。そんな環境をあるがまま受け入れ、達観して生きる姿に感銘を受けた。過疎化の進む地域の日常を、祖父と孫の姿を通してさわやかに描き出していた。
- 番組終盤、ひとり居間を離れる祖父を映しながら音声では父と娘の会話を聞かせるシーンなど、カメラワークがとても良かった。
- 小学6年という多感な年頃の女の子ということで、取材には苦労したのではないか。それでも、最初は表情が固くカメラを避ける様子だった彼女から、最終的には自然に本音を引き出していた。取材者の努力がうかがわれた。
- 一年間密着する中で、子供っぽかった女の子の表情が変わっていった。彼女の成長を丁寧に追っていた。
- 過疎化、高齢化、伝統断絶の危機など暗い内容を想像していたが、下栗で美容院を開きたいと語る女の子の姿に、救われる思いがした。
- タイトルの通り、「ネイチャー」と「ヒューマン」がマッチした良い番組だった。
- 実際にあの場所へ行って信じられないような絶景を見た立場からすると、ビューポイントから見下ろす景色だけではもったいない。もっとドローンを駆使するなどして、独特の風景を表現してほしかった。
- 400年前から変わらず伝承されてきたという踊りにどんな意味があり、何を祈願するものなのか、説明があると良かった。
- 一家の住まいが山のどんなところにあるのか、上村にある小学校との位置関係などの情報があると良かった。
- 天空の里・下栗の暮らしや、伝統の祭りの様子など、記録映像として後世に残してもらいたい。
○放送法第9条1項による請求があり訂正放送を実施したため、放送法第6条5項により報告を行った。
2018年1月23日放送「今ドキ!昼ドキッ」内ローカルニュースおよび「abnステーション」で、上田市内で発生した自動車の正面衝突事故を報道した際、事故の過失側を誤って放送した。翌日、被害者の関係者から訂正放送の請求があり、24日放送「abnステーション」内で訂正とお詫びを放送した。
○平成30年1月中にabnによせられた視聴者の声の総数は203件(内メール42件)、内訳は(お問合せ134件、ご意見31件、苦情0件、ご要望16件、その他22件)だった。