COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第245回)

開催年月日

2015/09/16

開催場所

4F 役員会議室

出席者

委員総数 9名 出席委員数 6名
(出席委員)遠藤守信委員長 小川正芳副委員長 神津良子副委員長 イチカワドイル徳恵委員 丸山貢一委員 長門 徹委員
(リポート)上條功委員 丸山正道委員 寺沢宏芳委員
(会社側出席者)土屋英樹代表取締役社長 渡辺宏幸常務取締役・放送番組審議会事務局長 下平彰一編成業務、報道制作担当取締役 五十嵐洋人編成業務局長 郡司勝己報道制作局長 山崎浩二編成業務局編成部長

議題

1)「地域のためにテレビができること
 ~信頼される局であるために~」について
2)その他の番組に対する意見要望について
3)abnに寄せられた視聴者の声の概要について
4)2015年10月の単発番組について
5)次回日程等について

議事の概要

■地方局には①重要な社会基盤としての責任と自負②公正・公平な見識のあくなき追求③地域の個性を重視しアイデンティティー形成に寄与するという3点が求められている。品位を持って健全な娯楽の提供と地域情報の発信に心がけ、幅広い視聴者にabnが直接的な交流をしかければ、高い評価を得られると思う。
■テレビの優位性は幅広いジャンルで一人でも家族でも楽しめる万能な役割である。今後力を入れるポイントは、地域情報を今以上に県外に発信する、視聴者のデータに基づく番組ニーズを把握する、行政活動の県民へのPR、災害時の迅速な情報提供、事実を伝える中立な報道だと思う。
■地元局はより地域に入り込み、身近な話題を多く提供して欲しい。県内ニュースは夕方5時から6時台に集中しているが、就業者は見ることができない。ゴールデンタイムに放送できないのか。
■ネット情報があふれる中、新聞やテレビには情報の詳細や原因・背景の検証が期待されている。地域を元気にする内容の充実、埋もれている秘話や感動を掘り起こす話題、地域の課題を明確にした番組も期待したい。災害では住民が避難に役立つ迅速できめ細かな情報提供をお願いしたい。
■これからは視聴者が能動的に積極的に参加することが可能な番組が求められている。地域の産業や企業の発展に資する番組にも期待したい。地方局の番組を地域内放送にとどめず、キー局で一定時間枠に各局の地域性に富んだ番組を放送してもよいのではないか。
■報道では、権利ばかりではなく義務が共存することも伝えてほしい。知る権利は優先されるが、弱者や死者の個人情報保護も優先すべきだと思う。地方局は地方文化の発掘や保護、伝承のサポートを積極的に行ってほしい。地方の方言を取り上げる番組や方言でのトーク番組など、方言に市民権を与えてほしい。
■信頼されるには、局で働く皆さん一人一人が自分自身を信じられる仕事をすることに尽きると思う。テレビが持つ正と負の力を意識して欲しい。見終わってからいやな気分、不安が残る番組が溢れている。不愉快な言葉はやめ、細やかで地味な気遣いのできる局なら惹かれると思う。
■以前、民放はエンタテイメントだと聞いたが、イコールおふざけではない。エンタメは感動を与えてくれる。これぞabnというものを見せてほしい。ドラマではギスギスした言葉が多すぎる。怒鳴るのが元気がいいことだと間違えているのではないか。

○平成27年7月中にabnによせられた視聴者の声の総数は、193件(内メール48件)、内訳は(お問合せ122件、ご意見37件、苦情0件、ご要望25件、その他9件)でした。平成27年8月中にabnに寄せられた視聴者の声の総数は、150件(内メール31件)、内訳は(お問合せ84件、ご意見23件、苦情0件、要望31件、その他12件)でした。