COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第235回)

開催年月日

2014/09/17

開催場所

本社4F 役員会議室

出席者

委員総数 9名 出席委員数 7名
(出席委員)遠藤守信委員長 小川正芳副委員長 神津良子副委員長 イチカワドイル徳恵委員 丸山貢一委員 寺沢宏芳委員 長門徹委員
(リポート)中條功委員 真島茂夫委員
(会社側出席者)土屋英樹代表取締役社長 鈴木明治専務取締役・放送番組審議会事務局長 下平彰一取締役報道制作局長 渡辺宏幸取締役 五十嵐洋人編成業務局長 郡司勝己編成業務局次長兼編成部長

議題

1)「今の時代、本当に見たいテレビ」について
2)その他の番組に対する意見要望について
3)長野朝日放送、放送番組基準について
4)abnに寄せられた視聴者の声の概要について
5)2014年10月の単発番組について
6)次回日程等について

議事の概要

・世界はますますフラット化している。日本国内も地域の個性が失われ、均質化が進んでいる中で、ローカルテレビ局が地域の人々を支え、地域の文化的基盤を担ってほしい。
・アミューズメント(娯楽)から脱皮して、アメニティー(心の快適さ)に響くような番組作りを心がけてほしい。具体的には、地域やそこに住む人々のアイデンティティ形成につながるような番組、人々や社会への応援歌になるような番組、地域の歴史や食文化を発掘するような番組。
・テレビ離れといわれるが、次世代のテレビ視聴者を育むために、子供のうちからいい番組を見せることが必要だと思う。
・バラエティーなど若者向けの番組が多すぎる。高年齢層も関心の持てる番組を作ってほしい。
・心を揺り動かし、勇気を与えてくれるような実在の人物の生き方を描く番組をつくってほしい。作り手の心が伝わる番組を見たい。
・NHK教育テレビとは違った、ワクワクするような語学番組。例えば、サッカー用語の英文説明から入っていって、いつの間にか英語で応援できるようになる番組。
・ニュース報道の信頼性が失われつつある。速報性ではネットにかなわないし、もっと掘り下げる報道番組に期待したい。例えば、政治家の発言をそのまま垂れ流しにしないで、きちんと裏取りして背景も分析してほしい。
・視聴者の共感性が得られるような企画。例えば、制作スタッフが視聴者と一緒に勉強して、お互いに啓発されるような情報番組。
・「標的の村」のように質の高いドキュメンタリー番組を是非とも放送してほしい。映像の訴える力は大きい。
・ドラマもお笑いも、昔に比べるとひねりが出ている。リアリティーのあるものが生き残っている。
・災害の情報提供はネットよりテレビ。防災面でテレビの役割は大きく、新しい災害報道を期待したい。
・作り手が本当に作りたい番組を作ってほしい。
・戦争、原発、人口減、アベノミクス。40年後の日本の姿を映像の力によって、様々な角度から描いてほしい。

○「日本民間放送 放送基準」が一部改正されるのに伴い、長野朝日放送番組基準の変更(改正)が諮問され、「妥当である」との答申があった。
○平成26年7月中にabnによせられた視聴者の声の総数は、301件(内メール86件)、内訳は(お問合せ153件、ご意見82件、苦情0件、ご要望39件、その他27件)8月中にabnによせられた視聴者の声の総数は、217件(内メール50件)内訳は(お問合せ137件、ご意見34件、苦情1件、要望19件、その他26件)でした。
○次回番組審議会は平成26年10月に開催予定。