18年前の。
拙宅をガサゴソ片付けていたら、色褪せた色紙が出てきました。
ノンフィクション作家・沢木耕太郎さんの、直筆です。
「一瞬の夏」や「テロルの決算」「敗れざる者たち」、、、。
学生時代、夢中で読みましたもの。心を抉るとは、こんな文章かと、。
1998年の長野オリンピック開催中にお会いしました。勿論偶然です。
スポーツ新聞の長野五輪観戦記を執筆のため、長野に滞在していらっしゃった。
で、人見知りの私が、思い切って声を掛けたのです、「ファ、ファンです」ってね。
何を話したのか、記憶になく、当然サインをねだった訳はありません。
どうして手元にあるのかわからない。不思議ですけど、18年前の2月12日の日付けです。
『酒杯を乾して』は彼の著作のタイトル。武骨なノンフィクション集です。
も一度彼の作品を読みなおそうかと思った、桜満開の夜でした。