草田敏彦ブログ

定食屋が好きだ

三船敏郎演じる「用心棒」の冒頭、東野英二郎が主人の飯屋(めしや)で飯を食うシーンが好きです。

おかずもないんだけど立って食うめしが美味そうに見えるから。

「めし」(!)と看板に書かれた定食屋さんが長野市にあって、撮影中にそんなことを思い出しました。

11日(土)放送の「いいね!信州スゴヂカラ」です。

何食べようか…

煮カツ定食

いわゆる〝ラーチャー〟

別のお店も行きました。これ見ただけでどこの店か分かる人もいると思う。

もつ焼きです。痛風のことはこの際忘れたい。

会長の創業時の苦労話も泣かせてくれました。

もう一軒行きました。

焼肉定食

この汁でキャベツがくたくたになって、添え物というより完全に一品(逸品)の域になっている。

自慢の豚カツ食べながらご主人に聞いた話。

若い時分、商売なんて世の中で一番嫌な職業だったんです。

思ってもいないのに客にペコペコしてね。

でもね、その頃 北海道で放浪の旅してて 旅先で人との出会いを経験する中で分かったんです。

生きていくうえで一番さびしくて悲しいのは、人と別れるときなんだって。

そうすると、きょう会った人ともう一度会うには商いだな。

商売やってれば、気に入ってもらったら、また来てもらえるじゃないですか。

それでね、まぁこの道にね。

だからお客さんが帰るときこう言ってんですよ。

「じゃまた明日っつうことで!」

 

ご馳走様でした。