地球のおきてに従う
うまい醤油には余韻があるということを知りました。
刺身でも納豆でも豆腐にかけても、その醤油は、食べてしばらく味わっているとどこか遠くの彼方から香ばしい風味が届くんですよ。
松本市の醤油とみその醸造蔵、大久保醸造店におじゃましました。
少人数の職人で大量生産していないので、一般的に知られていない。
ただ、そばや和食など全国の有名料理店で使われていて、著名な料理人からも「ここの醤油でないと」と絶大な支持を得ている。
大久保醸造の3代目、大久保文靖さんは「自然に逆らわないこと、地球のおきてに従って国産の原料で、人の手でできるだけの量を作っているだけ」とこともなげに言います。
それは経営者としては「早く、大量に」という経済効率に背を向けることにほかなりません。
ある料理人は「本物だからこその感動」と表現しました。
これはホントにスゴヂカラ、
2月23日(土)11:00~の「いいね!信州スゴヂカラ」。
お相手は草田敏彦でした。