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放送番組審議会報告

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1. 開催年月日

2011年09月22日 木曜日

2. 開催場所

本社4F 役員会議室

3. 出席者

(出席委員)田中誠二委員長 小川正芳副委員長 埋橋茂人委員 安藤善二委員 侭田達男委員
(リポート)遠藤守信副委員長 神津良子委員
(会社側出席者)菊地誠一代表取締役社長 鈴木明治常務取締役・放送番組審議会事務局長 岩崎守利取締役 下平彰一取締役報道制作局長 五十嵐洋人編成業務局長 郡司勝己編成業務局次長兼編成部長 山口哲顧報道制作局制作部マネジャー

4. 議題

(1) ・「おぉ!信州人~海人になった信州人~」について
  ・「震災報道とテレビ報道」について
(2) その他の番組に対する意見要望について
(3) 「abnに寄せられた視聴者の声」の概要について
(4) 2011年10月の単発番組について
(5) 次回課題番組について
(6) 次回開催日時について

5. 議事の概要

《「おぉ!信州人」について》
・信州の素晴らしさを再発見するという番組の狙いは達成できているのではないか。
・番組で取り上げた一人ひとりがきちんとした人生ドラマになっていて、非常に見応えを感じた。
・沖縄の零細漁業組合を立て直し、地域再生の要を信州人が果たしていることが良く理解でき、非常に説得力のある内容だった。
・信州の人も沖縄の人も、もしくは神戸の人も日本の中には素晴らしい人がいるなあという、日本人のそれぞれの出身地を問わずの賛歌になっている。対象者を絞った結果、それぞれの人生ドラマが明確に出て、深い感銘を受けた。今まで見た中で秀作だと思いました。
・信州出身者が、遠い沖縄で存在感を持って生きていることが生き方として紹介され、そこに沖縄の自然を含む産業と歴史とのバランスがとてもよかったなと感じた。
・ふるさと信州を出て沖縄に住み着いた理由を「寒さが苦手」と異口同音に語っておられたが、本当にそれだけで正反対の土地に永住する気になれるものか、もう一歩踏み込んでほしかったとも思う。
・こうして他県や外国で暮らす信州出身者をたどっていくことで番組全体としては何を言おうとしているのか。
などの意見があった。
《震災報道とテレビ報道について》
・発生直後、主たる情報源はテレビだった。非常にリアルな映像が届けられ、圧倒的
な説明力や訴求力があった。野村総研調査では、震災時、情報源としてNHKを重視する人が80.5%、民放テレビ59.6%となっており、テレビの重要性を再認識した。
・NHKや民放が今回、「ユーストリーム」動画でニュースや番組を配信し、テレビ見られない人たちへの伝達手段として注目された。安否情報のネット活用も目立った。ネットとメディア間の連携あるいは棲み分けが加速するのではないか。ただ、ネットは風評被害を助長する面もあり、慎重に進めてほしい。
・義捐金の配分が滞っている事はニュースとして報道されているが、なぜそんな事態になっているのか、そのための対応策としてどうしたらいいのか、もっと掘り下げた報道をしてほしい。
・原発事故の発生当時の状況が少しずつ明らかになっているが、発生直後は日本国民だけが真実を知らされていなかったといわれても仕方ない。炉心溶融の発表が2ヶ月以上遅れたことや、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の公開遅れは極めて遺憾である。
・政府や東電が社会的パニックを恐れて、都合の悪いことは伏せたのかもしれないが、政府・東電の発表だけでは分からない事が多すぎる。政府や東電発表の信頼度は低下しており、情報の信憑性のギャップを埋めていくことがメディアに求められている。発表ジャーナリズムではなく、原発災害の実相に迫る報道を期待したい。
などの意見があった。

○平成23年7月中にabnによせられた視聴者の声の総数は359件(内メール
62件)、内訳は(お問合せ241件、ご意見47件、苦情12件、ご要望38件、
 その他21件)。

○平成23年8月中にabnによせられた視聴者の声の総数は219件(内メール
45件)、内訳は(お問合せ144件、ご意見26件、苦情0件、ご要望30件、
 その他19件)。