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放送番組審議会報告

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1. 開催年月日

2010年04月13日 火曜日

2. 開催場所

本社4階 役員会議室

3. 出席者

(出席委員) 遠藤守信副委員長 小川正芳副委員長 埋橋茂人委員 神津良子委員 立花研司委員 安藤善二委員
(会社側出席者) 菊地誠一代表取締役社長 鈴木明治取締役総務局長・放送番組審議会事務局長 茅野臣平専務取締役・報道制作局長 福島基之取締役業務担当 池内紀昭常勤相談役 下平彰一業務局長 山岸寿美編成部長 北川憲彦テレビ朝日報道ステーション担当部長

4. 議題

(1) 課題番組「報道ステーション」「地方局のコンテンツ・情報発信」につ
いての審議
(2) その他の番組に対する意見要望について
(3)「abnに寄せられた視聴者の声」の概要について
(4) 2010年5月単発番組について
(5) 次回課題番組について
(6) 次回開催日時について

5. 議事の概要

 報道ステーションは、取材の目線が低く野次馬精神が旺盛である。また、現場を重視し何かあれば記者が駆けつけそこから報道するといった現場重視の視点がうかがえる。報道の視点についても他局とは違って、中国での日本人死刑執行の際も、中国の麻薬に関しての国内事情についての報道もなされ、感情的な論議に走らず納得できる報道だった。ただし、時として表現が大袈裟で、悪いほうにもって行きがちなこともあるし、キャスターのコメントが一般感情からずれているのではないかと感じさせられることもある。また、スポーツコーナーはあまりにもCMが多すぎる。今後の大きな問題は、経済問題である。政権の存続まで経済問題が左右する。残念ながら、報道ステーションはこの部分が弱い。もっと経済問題の専門家を入れてもらいたい。
 「地方のコンテンツ・情報発信」の主な論点は、地方局としては、地域への密着度を高め、より細かな情報を取り上げていくことが必要ではないか。また、キー局としては、各地方局のコンテンツをできるだけ全国放送し、系列全体のアーカイブが必要ではないか。具体的には、地方局はグロバール化の対極として、さらなる地域完全密着を進めていくしかない。スポンサーも、地域の皆さんのおかげで利益をあげている企業だという事を再認識し、地域のテレビを支える文化風土があればいいと思う。また、中央と地方という関係ではなく、地域からの発信として見ると、より生活密着型の日常の変化に対する情報に集中して欲しい。地域メディアの発信というスタンスから捉えれば、それほど危機感を持つ必要はないと思う。

○平成22年3月中にabnに寄せられた視聴者の声は総件数274件(うちメール111件)(問い合わせ133件、意見31件、苦情12件、要望29件、その他69件)について概要を報告した。

○次回は平成22年5月14日に開催し「男見るなら七年一度 天下の大祭 御柱」(4月29日(木・祝)午後2:00~午後2:55放送)について審議する。